物事をさっさと済ませるには、「はやさ」が必要です。
「はやさ」には2通りあります。
①速さ
速度、動きなどが速いことや、その度合いのことです。
仕事や勉強でいうなら、作業のスピードそのものが速いことです。
②早さ
時点、時刻、時期などが早いことです。
仕事や勉強でいうなら、段取りやタイミングがよく、物事の進行が早いことです。
何かに対して満足のいく結果を得たいと思ったら、この2つを意識して予定や作業に落とし込むことです。
仕事の時に、どんなに綿密で漏れのない計画を立てたとしても、作業そのものが遅ければ、満足のいく結果は得られないでしょう。
試験の時に、どんなに正確にたくさんの問題を解けるようになっていたとしても、傾向と対策から外れた準備をしていては、満足のいく結果は得られないでしょう。
音楽のコンクールで金賞を取りたいのに、楽器の練習をせずに、譜面も覚えずに、遊んでばかりいては、満足のいく結果は得られないでしょう。
大切なことは、
物事に取り掛かってから終わらせるまでの、速さを持つことです。
物事の進行に必要な条件や準備を整えるための、早さを持つことです。
最初は「きのうよりちょっとだけはやい」くらいの気持ちでよいのです。
「はやさ」を身に付けることができれば、
仕事や勉強で結果を出して、良い思いができます。
新しい道が開け、新しい環境に進むことができます。
今まで知らなかった世界や人に、出会うことができます。
自分の時間に余裕ができ、自分の人生を楽しむ時間が増えていくことにつながるのです。
だから、さっさとやることを決めて、さっさと終わらせるには、「はやさ」が大切なのです。