なかなかうまくいかない時を乗り越える

 
1. 目的、計画、準備は適切か
準備不足で失敗するのではなくて、準備ばかりして挑戦しないから何も成し遂げられないのだ。
 
 ・目的も定まっていないのに計画ばかりして、ああでもないこうでもないとやっていないか。
 ・目的も計画も立てて満足してしまい、実際の行動が疎かになっていないか。
 
 
2. 遠回りをしていると気にしすぎていないか
長期的に見ると、ほぼ全ての遠回りは最短コースにつながっているものである。
 
 ・目的と計画を定期的に見返しているか
 ・今日やることを書き出し、今日やったことを振り返り、明日やる予定を立てているか
 ・他人に、「不器用」とか「どんくさい」 と言われて落ち込むような無駄な時間はないか。
 
全身全霊で取り組んだ上で、一切言い訳できないくらいの失敗をしたという遠回りの蓄積は、それ以降に必ず自分の武器になる。
 
 
3. 見方を変える
現実を変えることはできないが、現実の見方を変えることは一瞬で可能である。
もしあなたの周りの人が、わがままで身勝手な人であればあるほど、最高の訓練を受けていると考えた方が気持ちは楽になる。
 
 
4. 心構えはできているか
自己評価の高さと成功の度合いは比例する。
 
 ・具体的、鮮明なイメージで、物事を考える習慣をつけること。
 ・自分なら夢が叶う、と信じること。
 ・自分の夢に、具体的な期限を設けること。
 
また、うまくいく根拠などあるわけがない。
松下幸之助だって、経営に成功した理由は「偶然」である。
先行きなど誰にも読めないのだから、根拠を突き詰めていけばいくほど前向きな話にはならずに気持ちが沈んでゆく。
 
 
5. 努力の仕方は合っているか
成果が出なくて悩んでいる人は、「勉強のノウハウ」そのものを習得できていないため、努力の効率が悪いということになる。
努力すればするほど成功の見込みは高くなるから、自分がどれだけ努力できるか、その努力の総量で勝負すること。
 
 ・自己確認できるように記録をつけたり、意識を高める手順を具体化して蓄積していくことを「目に見える努力」と言う。
 ・成功者ほど、運任せのギャンブルなどには頼らない。
 ・計画を練り上げ、戦略を立てられる人ほど成功する。
 
また、一生懸命死ぬ気で物事に取り組めば必ず成功するかといえば、そんなことはない。
努力をし過ぎて後を引くまでダメージが残るのは、賢明ではないので、次のようなことに配慮できるとよい。
 
 ・やる時はやり、休む時は休む、ということを上手に行う習慣を身に付ける
 ・休息、回復、見直しといった時間も計画に含める
 ・物事や動作を覚えるという上での計画なら、反復回数やその周期、再現度なども計画に含める