気持ちの切り替えは前頭葉の前頭前野で行われ、
セロトニンの低下により切り替えが下手になっていくと言われている。
同じことばかり考える、同じ行動を繰り返す、考えが頭から離れない症状を「保続」という。
セロトニンを高めるには、
①朝日を浴びる
朝に20~30分程度の散歩をすると、セロトニンのスイッチが活性化する。
②リズム運動をする
ウォーキング、ジョギング、1, 2, 1, 2 の掛け声でできるような運動
③咀嚼する
あごの筋肉を動かす。
よく噛んで食事をとる。
①~③で言うと、朝起きて、散歩をして、朝ご飯を食べること。
④切り替えのための決め台詞を作る
「まあいいか」、「それはそれとして」など。
独り言でつぶやくことをきっかけにして忘れて、切り替えてすぐ次に進む。
⑤頭の中にあること(ネガティブなこと)をすべて書き出す
一回書き出して全部忘れるという気持ちで書き出す。
ただし何度も同じことを短期間のうちに書き出すと強化されて、記憶に残ってしまう。
もし嫌なことであれば一度書き出して終わりにしたり、書いたものを捨てるとよい。
●セロトニンについて
元々は血管を収縮させる物質として発見された。
ほとんどが消化管の粘膜と血液中の血小板にあるが、約2%は脳内にも存在している。
セロトニンは、脳では過剰な興奮を抑える働きをしている。
また、脳に蓄えることができ、ストレスがかかった時に使われ減っていく。
セロトニンが枯渇した状態はうつ状態と言われ、そのストレス状態が続くと、2~3か月で急激にリスクが高まる。
相談、コミュニケーションをとり、お互いに気遣いながらガス抜きをすることが大切である。