よい睡眠と起床のために

 
1. 生活を整えると得られるメリット
睡眠と運動で体を整えること。
病気の予防にもなる。
 
①感情が整う
 体を整えるとメンタルが整う。 
 
②集中力が高まる
 ミスが減る。
 
③意欲が高まる
 やる気、モチベーションが上がる。
 
 
2. 人間の覚醒のメカニズム
人間の体は、脳の松果体から分泌されるメラトニンによって、眠気を感じる。
朝になるにつれてその分泌は抑制され、目から太陽の光を関知すると止まる。
そして、その14~15時間後に眠くなる仕組み。
毎日決まった時間に起きる習慣をつけることが、眠る時間よりもが大切である。
 
 
3. 寝起きをよくしたい、朝起きられないのを治したい時
①睡眠時間を7時間以上とる
 自分の体調と対話(自己洞察)すること。
 スッキリ目覚めていればOK。調子が良くない、早く目覚めすぎたならもう少し眠る。
 自分の体調をモニタリングし、健康や病気を治していくための条件を整えていく。
 
②朝起きた時間に散歩をする
 朝日を浴びて体を動かせるとよい。体内時計もリセットすることができる。
 生活リズムや起床時間が乱れてしまった人は、これを何日か続けていき、
 15~30分ずつ早く起きる練習を繰りかえしながら、元の周期に戻していく。
 
②自然の光で目を覚ます。
 カーテンを開けて寝る
 自然の光に近い照明や、アラーム設定時間に向けて徐々に明るくなる照明に取り換える。
 
③心拍数、体温を上げる
 ・シャワーを浴びる
  朝起きられない人は、副交感神経と交感神経の切り替えが良くない可能性がある。
  利点
  ・目が覚める
  ・副交感神経から交感神経に切り替わりやすい
 
 ・軽い運動をする
  心拍数が上がり、より新しい酸素も取り入れ、目も覚める。
 
④睡眠アプリのアラーム機能を使ってみる
 二度寝を防ぐことにもつながる。
 睡眠で重要なのは最初の90分。
 一晩で深い眠りと浅い眠りの周期を4回くらい繰り返し、朝方になるほど浅い睡眠になっていく。
 その後は二度寝をしても深い睡眠にはならず、疲労回復の効果も薄いので、時間の無駄である。
 
⑤水分をとる
排泄には水分が必要。また、脳をはじめ、筋肉や臓器など人間の体の細胞は、
ほぼ100%糖分をエネルギー源としているので、これも補給する必要がある。
そこで朝食はとらず、代わりに飲み物で水分と糖分を補うのが、人間の生理に最もかなっているとされる。
 
・breakfast(朝食)の語源
 break → 破る
 fast  → 断食