資格についての考え方、有利な資格、勉強・暗記の方法

●有利な資格とは
①多くの人に認知されていること
 
②自分自身に付着すること
 ※会社が変わったら使えない、では×
 
③守備範囲が広いもの(どこへいっても役立つ)であること
 ×:英語系(実際に使うのはごくわずか)
 ○:法律系(業種や規模に関わらず役立つ)
   行政書士、社会保険労務士など
 
④独立できる資格(会社倒産などにも対処できる)
 
例えば弁護士が増えると、それを支えるスタッフのニーズも高まるから、
弁護士以外の法律系の資格をねらうなど、情報を展開して考えていくこと。
 
 
●資格試験の根本的な役割
 ・そもそも職業選択の自由は憲法で保証された基本的人権であるため。
 ・知識や技能のない人がやったら、命が失われたり、社会秩序が損なわれたりする可能性があるため。
  (例: 医師、弁護士など)
 ・政府が政策目的を実現させるために、例外的に職業選択の自由を制限している。
 
資格試験には監督省庁の問題意識が反映するため、
資格に関わる業界を監督している省庁がどのような意向を持っているのか知ることが大切。
 ・医療 → 厚生労働省
 ・法律 → 法務省
 
 
●資格勉強のコツ
解説とテキストにあたれば半分くらい理解できるのであれば、過去問優先の方が圧倒的に効率がよい。
 
①テキストをざっと読む
②過去問を解く(3~5年)
③テキストと照らし合わせ、できなかった問題をチェックする
④チェックの入った部分を中心にテキストを読み返す
⑤2に戻る
 
 
●資格試験の暗記方法
①問題を1回やったら忘れる
 記憶が強化されやすいのは思い出す時。
 
②間違った問題を1冊のノートにまとめておく
 一般的な試験であれば、1~数か月、長くても半年くらいが準備期間になるので、
 それならば一元管理した方が時間の無駄を省ける。
 
③まとめたノートを読み返す
 試験1週間前までには数回繰り返して復習し、
 試験1週間前からは、それでも正解できずに残った問題を潰していく。