勝ち抜く、生き残るための方法

 
●ビジョンを持つこと(方向性)
①人に堂々と言えるものであること。
 人に言えないようなことが実現するはずなどないし、心の中に秘めておいても意味はない。
 
②自分のやることが人の役に立つものであること。
 これをビジョンに含めると、他社貢献、社会貢献、ボランティア等は、周囲からの協力を得られ、成功しやすい。
 
ビジョンは一朝一夕に決めるというのは難しいので、
普段から色々と考えながら、行動に移しながら定めていくとよい。
 
そして、「いつか」を「今」に変える方法を工夫すること。
「いつか」を「今」に変えることで、ゴールが設定できるからである。
 
 
●何かの分野で突き抜けること
・自分の得意な分野を絞る。
・自分の名前をブランドにして、何かの達人になる。
・他人には絶対に負けない能力をもつ「スペシャリスト」になる。
 
どんな仕事でも共通である。
そして、その得意分野に自分の全精力を注ぎ込む。
わき目もふらず、その得意分野での才能だけをのばすのである。
 
自分にしかできない、他に替えの利かない圧倒的な存在になることで、優位性を手にできるのである。
なぜなら、もし本当に相手に尊敬して欲しいなら、そこには圧倒的な差がなければならないからである。
食物連鎖の最高位への道を進むにあたって、発見し、育成すべき個性や能力をを持ち、大切にすること。
 
日本でも昔から文武両道といわれ、頭も腕っぷしも、両方とも大切だとされている。
最近では「文」の方が強調されすぎてはいるが、「武」をないがしろにしてはいけない。
ケンカが強くなくては、相手を圧倒することなどできないからである。
そして、自分の前に立ちふさがる者は、排除しなければならない。
決して思い通りにはさせず、叩き潰せる実力を持たなければならないのだ。
 
そして、突き抜けたり、能力を磨いて実力を付けたら、見えも聞こえもしない感覚に注力していくこと。
目に見える能力だけでなく、「いい人に出会える力」、「勢いを味方につける力」、「信じてもらえる力」や、
「かなり手前の段階で、無意識的に危機を回避する力」と言われるような何かを持っている方が強い。
 
 
●理想の自分自身のように、現実で実際に振る舞うこと
誰がなんと思っても、自分だけは自分の人生を肯定的にとらえていくこと。
自信が欲しければ、一流とはどんなものかを経験することで、自信を強めることができる。
度胸や強気な姿勢が欲しければ、度胸があるように振る舞い、習慣づけること。
そうすることで、能力も自分自身も本物として磨かれていく。
生まれ持った素質や才能はあまり関係がない。
 
いつも、根拠など何もないくせに、とにかく鼻っ柱が強い人ほど結果が残せるのは、
どんな勝負をするときにも「俺様」意識を保ち続けるからであることと同じだ。
 
ただし、人格者だから大きな成功を収めたのではない。
大きな成功をおさめたから人格者になれたのだ。
この順番は決して逆ではない。
 
 
●結果を出すこと
結果を出す人は、どんなことでも「自分のメリットになることはないか」を一生懸命考えている。
勉強法やノウハウは、実行に移さないことには何の足しにもならない。
そして、最後に勝つ奴はやはり勉強する人だと言える。
「やる奴が勝つ」という法則は、いつの時代でもどこの世界でも通用する鉄則である。
勉強であれ仕事であれ成功するためには、結果を出すことが第一である。
 
ただし、努力の末に望む結果と違ったとしても、転んでもただでは起きないこと。
 
勉強でも仕事でも、自分に勝ち他人に勝つという思いは、常に持ち続けておくべきである。
なぜなら、現場感覚や実質的な経験や能力は、素質に関係なく伸ばせるものだからである。
何をどれだけ生産でき、どれだけ付加価値のあるものを生み出せるかが大切である。
 
肩書きや学歴、表面的な印象などで人間の価値を決めるよう時代はとっくに終わっているのである。
さらに言うと、結果が残せなかった人は、あなたも含め、おそらく今回だけでのことだ。
これからは、本当の意味でのビジネスの創造力や人間関係の構築能力が求められている。
 
だから、その時その時の一回の結果だけを見て、一喜一憂している暇はないのである。
結果が振るわなくても、その結果から重要なことを素早く吸収し、すぐに動き出さなければならない。