要約力の鍛え方

 
1. 要約力とは
①長いものを短く言い換える
 
②主語と述語だけで考える
 →誰がどうした
 
③無駄を削る
 (1)つまり何を言いたいのか(主張、テーマ)
 (2)じゃあ、どうしたらよいのか
  →メッセージ性のある表現(ビジネス書でも物語でも)
 
 
2. 方法
①文章の構造を見抜く
 →接続詞を見れば、重要箇所やキーワードがわかる
 
②パラグラフごとに、どんな話か横にメモしておく
 全部読んだら全体の要約を一言で言う(英文読解などは特に)
 
③相手の長い話を短くまとめて返す
 ・重要な部分は必ず
 ・元の2、3割ぐらいのボリュームにする
 ・長すぎて最初の方を忘れてしまったら話の終盤を返す
 ・反復練習する
 
 
3. その他
・要約ができないと、聴き手は理解する前に諦めてしまう。
 
・自分の体験やブログなどでの発信は、簡単すぎて想像力を使わない。
 他人の話や記事などを要約する方が練習になるので良い。
 短くした文章を使って長い文章を書くのは創造力を使う。
 
・要約が文章力の向上に効くのは、文章を書くときとは逆の作業だから。
 1. 要点を見つける
 2. 文章を短くする
 
 また、流れ図として、
 ①メッセージ(主張、テーマ)
 ②プロット(あらすじ、要点)
 ③文章
 執筆する時は、①から構造化(骨組み)し、肉付けする。
 要約する時は、③から肉削ぎし、抽出する。
 
・国語の読解力を上げるには
 ①漢字を読めるようにする
 ②語句の意味が分かるようにする
 ③文章をきちんと読む、スピードを上げる
 ④言いたいことは何かを理解する
  →分からなければ要約が必要、となる。