1. ノートに求めること
①前提
ノートをとる目的を考えておく。
板書やまとめなどの場合は、見返しやすくまとまっていたり、
試験などの場合は、問題集やフラッシュカードのようにその一点を繰り返すことができたり、
年収アップなど成果を出したいならマインドマップで見通しができる、などの方が良い。
②成果
・理解を促してくれる
・記憶を定着させてくれる
・理解し記憶したものが想像力に繋がる
③使い分け
・アイデアを書く
A4などの大きなものが良い。
・メモや箇条書き
A5などの小さいものが良い。
2. 学校、資格試験などでの取り方
①二分割
・左ページ
板書
・右ページ
先生の雑談
②三分割
・左ページ
板書
・右ページ(真ん中で縦に二分割)
左:疑問点、自分の気づき、先生のコメントなど
右:要約、疑問点を解消するために次にとる行動
③問題集
・左ページ
できなかった問題を書く
・右ページ
・なぜできなかったか
・どうできるようになったか
・問題から何を得たか
④予習、復習
教科書、参考書を数冊分、1~2回まとめる。
自分の論理と言葉でまとめ直し、知識を整理する。
素敵なまとめが頭に入っているほど、どんな問題でも解けるはずである。
3. マインドマップを使った取り方
マインドマップを取りながら繰り返し本を読んだりまとめる作業をした場合、
講義に出るよりも効果があったという研究成果。
ただし、マインドマップは個人差が大きい。
また、認知機能が高い人には効果が薄かった。
●手順
①階層構造にする
優先順位付けやグルーピングができる。
全体を網羅しやすい
②覚えられなかったところに絵や図を描く
忘れそうなところ
記憶に残したいところ
理解度が足りなかったところ
③何回も見返す
④リライトする
定着率が上がる
●アイデアを作る時や読書後のマインドマップ作成
1-3-3で階層構造の空白マップを先に作る。
・やりたいこと
・読書の骨子
先に枝葉を分けておき、根幹に主題を書く。
そのようにして、最大9個までメモをして良いなどと制限を付けると、
本の中で本当に大事なものが見えてきやすい。
なれてきたら各階層に3~5個の枝葉を用意するのもよい。
・最初は浅い階層から一階層ずつやると良い。
・人は空白があると埋めたがる、という心理を使うこと。
・コンピュータのツリー構造をイメージするとわかりやすい。
4. 先延ばしを防ぐ時の取り方
先延ばしそのものは良くない習慣だが、
今までの惰性とは同時にできない新しい習慣を入れると防ぐことができる。
先延ばしをやめるためには、自分の行動を記録することが必要。
→代わりにどんな行動を取ったか。
こういう行動すればいいという行動を明確にする。
●ポイント
①ゴールまでの伸展を記録する
全体のうちどこまで進んだか
②記録の回数が多いほど成功率が上がる
朝昼夕など記録ポイントを増やす
③累積を記録する
その行動が増えている実感を得る
④ここまでやったら○○(目標)決めておく
➄視覚的に進んでいることをわかりやすくする
●注意点
・行動を変えたいなら、記録の回数を増やす
・結果を出したいなら、ゴールまでの進展を書く
始めてからしばらくの間は記録の回数、
その後、行動が身についてきたらゴールまでの進展を記録するとよい。