●趣味のタイプ
ここでは、次の三つに大きく分類している。
・能動的娯楽
・受動型娯楽
・創造型娯楽
また、趣味と娯楽の言葉の違いは、伝え方として「個人向けか大衆向けか」、とか、
「本業に絡めたものか否か」など、読み手の環境によって受け取り方も異なるため、
ご自身に合わせて適宜読み替えていただきたい。
●良いと言われているもの
①スキルアップできるもの
「能動的娯楽」は精神的にも最も癒しの効果が高く、自己成長にもつながると言われている。
一つ一つの項目や技術は難しいが、クリアすると次のステップに上がるものが良いとされている。
・将棋
・楽器演奏
・英語の学習
・スポーツ
・芸術
・ダンス
・武術
・料理、など。
②没入できるもの
また、「創造型娯楽」は、フロー体験と言われる、時間を忘れて没入できることが最も大きい。
夢中になってやれることがあるのは最高の幸せとも言えるからである。
趣味だけに限らず、そういう時間を1日のうちにたくさん持っている人は幸せであると言える。
他にも、以下のような効果が挙げられる。
・本業へのエネルギーの充電
・本業に活かせる知識などが得られる
・自分の強みや弱みを知る
・自分をコントロールできている感じることができる
上記の他にも編み物など、没入した結果、成果物が出てくるものは、楽しいし結果もわかりやすい。
だからこそ没入しやすいし、幸せになりやすい趣味とも言える。
フロー状態に入れる趣味を現在持っている人は、一生懸命やった方が良いし、
その時間を大切に扱い、長く楽しんでいかれるようにすると良いだろう。
●あまり良くないと言われているもの
「受動型娯楽」と言われる、すでに作られたものを楽しむ趣味は、
自発性、積極性、創造性などを促すかどうかという面では、他の二つに比べると、
あまり良いとはされない傾向が高いようである。
・ゲーム
・スマホ
・テレビ
・インターネットコンテンツの視聴
・読書
・マンガ
・映画、など。
一般的に、なんとなくやってなんとなく時間が過ぎてしまうものは、あまり良くない時間の使い方である。
また、中には中毒性が高く、依存症になってしまうことが指摘されている項目もある。
しかし、趣味の時間として上手に割り切って使うことができれば、
これらによって知識や感性を高め、蓄えていくことができるものも多い。
さらに、自分が発信者側に回る前提で向き合えば、受動型娯楽の分野であっても、
知識、感性、アウトプットの力、クリエイティブ性も磨ける趣味に変わっていくのである。