SNSに上手に向き合う方法

 
1. 読解力を伸ばそうと思って使う
SNSの文章を読む時は、ある程度の範囲において、
その後ろに読み取るべき事柄があることを頭に浮かべておくこと。
 
例えば、
 ・文脈
 ・前提
 ・条件
 ・省略、など。
 
もちろん、必ずそうでなければならないということではなく、
そういうことがあっての呟き、という構造であるということは理解しておいた方がよい。
Twitterは140文字など、文字数に制限がある場合は特にである。
 
 
2. アウトプット力を伸ばそうと思って使う
SNS、メッセージなど、文章で感謝を伝えることから始めてみるとよい。
最初は「いいね」を押したり「ありがとう」などの短い文章から始め、
それに加えて徐々に「〇〇に共感できた」とか、「〇〇が好きなので良かった」など、
自分の言葉を表現できるようにするとよい。
 
上手に感謝を伝える方法を知ったりできるようになるのは悪くないことだし、
世の中に数多くある投稿の中で、感謝のメッセージに気分を害する人もほぼいない。
自分の考察や、世の中に対する意見や、個性的な主張はその後でよいのだ。
 
もちろん、近い人に何かしてもらった時の感謝で最も良いのは対面で伝えることだが、
たとえ文章でも感謝されて不快になる人はいないのではないか。
感謝やお礼をしっかりはっきり伝えるのは大切なことだし、身に付けるべき事である。
別に恥ずかしがる気持ちも必要ないので、良いツールが世の中にあってよかったと思って、
少しずつ且つ積極的に慣れていくとよいだろう。
 
 
3. SNS疲れを防ぐ線引きを決めておく
①好きな人、興味のある人とだけ繋がる
それがSNS最大の利点でもある。
人でなくても、事、物、アカウントでももちろんよい。
 
 
②時間やタイミングを決める
①に加え、好きなものは没頭しやすいということもあるので、
触れるのは1時間まで、返信は22時まで、電車の移動時間だけなど、
自分の中でのルールを何か作っておくのもよい。
 
 
③他人から何か不快なことを言われても気にしない
知らない人からの嫌な言葉、汚い言葉を受け取る必要はない。
また、反対意見は必ずあるし、話が通じない人もいるし、
対面しないからと言って過剰に強気になる人もいることを知っておくべきである。
 
人はそれぞれの環境で生きてきているので、あなたと同じく上手に振る舞っている人もいるし、
SNSという新たな環境を手に入れたので、少し舞い上がって踏み外している人もいるのだ。
人が現実世界で考えや行動を自立させ、人々の役に立ちながら生きているのと同じように、
SNSやネットの上においても、そう振る舞えばよいのだ。
 
ただし、そうはいかない人もいる。
そういう人には悪意に誠意で対応することもない。
嫌われても構わないし、相手にする必要もないという心構えが必要である。
 
 
④すべてを納得しようとしない、全員を納得させようとしない
SNSやネットの世界がすべてではない。
本来やるべき事ややりたいことがたくさんあったはずである。
確かに時間軸の上では最速の情報取得ができるかもしれないが、
そこにばかり時間を割くのも受動的に生きることになるので良くない。
 
その情報を発信しているのは誰か。
その情報は客観的な事実なのか、何らかの偏りが混じっていないか。
その言葉をあなたは正確に漏らさずしっかり読み取れるのか。
誰もが不特定多数にむけて発信してる以上誤解は避けられないこともある。
また、現実世界と同じように、すべての人があなたの言葉に納得して生きることはない。
 
人同士の直接のやり取りやつながりの場もあるし、紙媒体の読書も勉強もあるのだ。
そして適度に楽しみ、疲れたらパソコンやスマホを閉じて眠りについても、何の問題もないのである。