①相手の言うことと正反対の観点から相手を捉える
相手に10分間自分のことについて話してもらい、正反対の観点から相手を捉える。
・人生が退屈だ
→退屈な人生を求めているのがあなただ。
ただし、実際にそう口にすると10分間も話をしてくれている相手に対して角が立つので、
言うまでもないが、心の中で捉えるだけでよい。
また、次のように語られることは本当の自分ではなく、自分の目標である可能性が高い。
誰しも自分のことを完全に客観視することは難しいため、
自分の理想像と現実の自分自身を混同していることも多いのである。
・幸せを意識しなければならない
→現在がそれほど幸せではないから。
・自分は変わっているという人
→自分は平凡だと感じていて、天才のように何か特別なことができるようになりたいから。
→本当に変わっている人は、できるだけ目立たないように、平凡に振る舞おうとする。
②本人に直接聞く
心理学の統計や傾向が、すべての人に当てはまるわけではないと理解しておくこと。
その上で、相手の本心を知るには、本人に直接聞いた方が早い。
少しでよいので普段からコミュニケーションを増やして人間関係を作っていった方が楽だし、
普通だし、より正攻法であり、腹を割って話せる間柄の絆というのは何ものにも代え難い。
相手だって人の心理について考えたり感じたり、勉強していることを分かっておくこと。
心理学入門のような本をかじり読みして使っていることが話の最中に相手に察知されたり、
およそ日常生活では使わないような会話の仕方をされたり、誰かを間に介されたりすれば、
取り返しのつかないほどに信頼を損ない、距離を置かれることもあるのだ。