断られない頼み方

 
●承諾のハードルを下げる
・するかしないかという選択を「どれくらいするか」にすり替える
 →することを前提としてしまう
・どれくらいするかといった行動の量ではなく「行動の意味」を分離する
 
①時間を分離
 手伝ってくれない? → いつなら(何十分くらいなら)手伝える?
 
②量を分離
 話してくれない? → どこまでなら話せる?
 
③行動を分離
 謝ってくれない? → 形だけでいいから謝ってくれない?
 
 
もちろん、手伝ってもらったら感謝やお礼を忘れないこと。
お金や物品でなくとも、ちょっとした情報などのお返しでもよい。
少なくとも100%の状態で借りを残しておかないこと。
 
そして、相手も学習し、次からは同じようにお願いしてくることを想定しておくことと、
自分自身が現時点で解決したい問題点を常に把握しておくことが大切である。
 
頼まれた時に誠実さや嫌味のない受け答えができないと信頼を欠くことになるし、
その相手に対して「今度こっちの〇〇を手伝って」などの次の手を持っていれば、
よく言われる「Win-Winの関係」という信頼関係の構築につなげていきやすい。
 
しかし何も考えていないと、この先も一方的にいい様に使われるようになったり、
「あいつ使えるよ」と噂になり、望まぬ人々や物事が次々と舞い込んだり、
知らない間に立場が逆転しているなどという状況にもなってしまいかねない。
 
断られない頼み方は、基本的には相手を物理的か精神的に縛り付けることになる。
この先お互いに良い関係にしかなり得ないのならいいが、現実はそうとも限らない。
だから、そのような頼み方をする場合は、それなりの覚悟を持ってやった方がよい。