良い練習時間の作り方

 
何かを目指したり、自分に身に付けたい事に対して取り組んでいる時に、
良い練習時間を増やすためにまず取り組むべきことは、
良くない時間を減らすことである。
 
「良い時間とは何か」について正解を探すのはまあまあ難しい。
何が良いのかは、それを知る前には分からないからである。
 
しかし、手持ちの時間をグラフや図などのように全体的に俯瞰して考えた時に、
次のようなことに時間を費やしてしまうと、
本当なら良い練習時間になるはずのスペースがなくなってしまう。
 
①今やるべき事ではないことに費やす時間
②なんとなく過ごす時間(何も産み出さない時間)
③周りと合わせてダラダラしてしまう時間
 
特に、暇な時は注意する。
暇な時は、無計画に選べてしまうからである。
 
ただし個人としては、取り組めば取り組むほど自分の生産性は上がり続けるので、
「未来の自分から見たら、今が一番暇である」という視点は理解しておくこと。
そういう発想を持たないと、忙しいと思い込む病にかかってしまう可能性があるからである。
※物理的に忙しい職業や、子育て中の母親などは当然別物である。
 
そうして、良くない時間を減らす行動を続けていくと、
空いたスペースに、良い体験が入ってくることも、自分から何か挿し込んでみることもできる。
何も行動起こさず、何も変えようとせず、現状が維持されているままなのに、
「ヤバイ」、「どうしよう」と思っているだけの人は、入ってくるはずの良い体験も当然無いのだ。
 
また、忙しいと思って心が乱れている時には、良いインプットは減ってしまう。
本当なら今の自分をより良くするために蒔くべき種がたくさんあるのに、
心の状態によってそれが分からなくなってしまうのだ。
だからこそ、物理的にも精神的にも、良くない時間を減らしてスペースを空けておくこと。
そうでないと、インプットも、コンテンツも、クオリティもは上がらないのである。