何を書きたいか、どのように書きたいかで文章を作るのに悩んでしまい、
なかなか書き始められない時は、型を学ぷとよい。
●構造の型
文章の基本的な構造の一例として、
①主張
②理由
③具体例
④反論への理解
⑤主張
③の具体例は一つだと偏見とか例外と指摘されかねないので、
例えばプレゼンで導入例などを伝えたい時などは3つくらいあるとよい。
あまり多いと集中力を削いだりあら探しをされやすくなる。
④も伝えておくと、視野が狭い人と受け取られる可能性も低くなる。
一方、報告書や小論文、字数制限のあるもの、短く伝えることに特化したSNSなど、
短くまとめて伝えたい時は、②と④を省略することも多い。
●表現方法の型
①現在の自分、状況
②自己紹介、経緯
③人生の転機
④挫折、葛藤
⑤ビジョン、目標、決意
型はいろいろあるので、まずはその存在を知り、調べてみて、
使えば解決できそうなものや、使ってみたいものを見つけたら、
とりあえず短い文章を書いて試してみるとよい。
(1)書きたいことをメモ程度に紙に書き出し、
(2)型に当てはめて文章を作り、
(3)自分なりの言葉や表現、文章の流れを整える
文章は、伝えたい事の「伝え方」と「その組み合わせ方」が合うことが大切である。
もし、そもそも知識として不足していると感じるなら、本などでよいので学ぶとよい。
自分で書きながら知識を身に付けて少しずつ実践し、
他人の書いている文章で、良いと感じるものがあれば、参考にするとよい。
このブログの雑記カテゴリだって、カテゴリトップページにも記載しているが、
文章力を鍛えたいがために、このカテゴリだけ一定期間の間、わざわざ文体を変えているのだ。
自分の頭の中にあることを文章で表現したいと思ったら、まず試す。
うまくいかないようなら、調べたり参考を見つけて、また試す。
そうして少しずつ改善され、同時に自分の頭の中の明瞭度も上がっていくから、面白いのである。
決して、何世代にも語り継がれる文豪のような文章センスが必要なわけではないのだ。