自分を成長させる考え方

 
●やる気を出すための何かをしても、やる気は出ない
自分の中のやる気のスイッチを入れるためには、
トレーニングの内容にやる気を出すことを含めないこと。
なぜなら、トレーニングをして成長する事の方が大事だからである。
 
また、トレーニングや勉強を、まるで義務や使命のように思ってしないこと。
する時は、昨日の自分より明日の自分の方が成長していると思ってすること。
 
知識でも体力でも何でも、無いよりはあったほうがいい。
 
だから、やる気が出るまで待ったり、やる気を出すために何かをするのではなく、
自分の成長のためにトレーニングや勉強すること自体をやる気のスイッチにしないと、
つまらないことばかり起きたり、本来すべきこと自体がつまらなくなってしまうのである。
面白いとかつまらないではなく、もし淡々とやり続けられるなら、その方がよいのだ。
 
つまらないこと、面白くないことを、そう思って向き合うよりも、もし可能なら、
そこに何か活路を見出そうと思い、自分のプラスにして生きようと思って、実際にすることで、
自分自身が少しずつ成長し、決して大げさでなく、人生も変わっていくのである。
 
 
 
●自分の人生で一番大切なことは何かを先に問うておく
自分のやりたいことは自分の心の中にあり、それを動かすのは自分自身である。
どうせなら、自分の歩む時間を全部やりたいものに変える力をつけた方がよい。
自分のやりたいことは、ただ無雑作にやってはならない。
 
昨日より今日、今日より明日が楽しくなるようにし、
より良い物を知ったり、より強くなることを続けて実際に楽しくしていけば、
「昨日の方が楽しかった」などということはなくなるのだ。
 
体を鍛えたり、本や漫画、映画、コンテンツなどを楽しみ情操を養ったり、
人と出会ったり、会話や文章でやり取りしたり、ということをすること。
そうした上で、今まで知らなかった自分を知るとか、できなかったことができたとか、
知らなかったことを知ったとか、何か一つでも成長したことに気付き、
明日も一つ何かを達成できれば、今日よりも一つ成長できた自分になれるのだ。
 
何でも選べて、表現でき、食べられ、住めて、生活できるこの国にいながら、
何かあれば不満ばかりが口をついて出てくるのは、単純に人間が弱いのである。
何も思いつかなければ、まず動く。やる気はその後ついてくる。
 
自分の人生で、他の何よりも誰よりもレベルを高めるべきことは何か。
上っ面のやり取りや口論、誰かの敷いたレールの上や、刹那的な競い合いで勝ったとしても、
自分の人生を幸せにするとか、自分と近い大切な数人を幸せにするとか、
自分の人生に本気で向き合い強くなろうとして日々過ごす力をつける方が大切である。
だから、「自分の人生で一番大切なことは何か」を先に問うておくとよい。
 
勝負はそこから始まっていくのである。
どうせ何かするなら、何かをしている誰かが手を止めて自分に入ってしまうくらい、
わき目もふらずにレベルの高いものにしていく方がよい。