一緒にいて自尊心や自信を壊そうとか、下げてやろうとかしてきたり、
「自分には価値がないのかもしれない」とか、「私はなんてダメな人間だ」
などと思わせてくる人とは縁を切ること。
一緒にいる人の価値も分からず、考えようともしない人は、
自分と一緒にいる資格はないので、勇気を持って決別すること。
ダメなのは自分ではなく、その相手である。
一緒にいればいるほど自分を嫌いになり、人生が楽しくなくなってしまう。
他の例として、
・あなたのパフォーマンスを下げる者
・あなたの自由を奪う者
・あなたの可動域を制限する者
・あなたを不安に陥れる者
長く生きていると、残念ながら敵と見做さざるを得ない人とも出会ってしまうことがある。
あなたが敵から身を守るためには、あなた自身が考え方と行動を変えるしかない。
ただし、相手も「これから良くなりつつある人」であるということについては、
頭の中の考えの一かけらでも、心の中の片隅でもどこでもよいので、持っておくこと。
なぜなら、自分も「これから良くなりつつある人」だからである。
過去の王や皇帝などの権力者たちは、自らの権威を示すため「距離」を道具に使い、
自信の存在に対する威厳や神秘性を高めていた。
一定の距離までしか近づけない、側近の者を通じないと直接話せない、などがそれである。
その意味で言うと、さほど親しくもないのにベタベタと距離を縮めてくる相手は、
あなたのことナメている可能性が高いので、毅然とした態度をもって距離を置くべきである。
あなたに威厳や権威を感じていたら、そう簡単には近づけないはずである。
一般人の社会だって、普段の友人や親しい人のような間柄ですら、
一定の気遣いや距離感などには配慮するのが一般的であろうが、
その気配すら感じられないのならば、心の警戒を解くのは待った方がよいだろう。
また、誰かを経由してお願い事をや伝言をしてきたりするような相手の場合、
かなりの確率で、あなたの方が相手を上回る何かを持っていたり、
一目置いているが、いい様に使ってやりたいと考えていることがほとんどなので、
その相手とは距離を置き、伝言役は使えそうならこちらに引き抜いた方がよい。
そしてあなた自身は、自分の強みを伸ばしたり、勉強して新たな知識をつけたり、
高潔さや誠実さといった、人生で大切な価値観や人間性を磨き上げることについて、
今できる行動も時間も一心不乱に注いだ方がよいだろう。