本番に強い人

 
普段の練習や取り組みから楽しんでおくこと。
楽しさが土台にあった上で本番に臨めるようにするとよい。
 
最もパフォーマンスが高い状態は、緊張とリラックスの対比が、
「7:3」や「8:2」くらいで混在している状態がよい。
個人差はあるが、このくらいの割合があれば、
力み過ぎずに無駄な力も抜けるからだ。
 
この高いパフォーマンスの状態を上手に作り出すために、
北風と太陽のようなアプローチの仕方のように、
人のモチベーションにも二通りの方法があると言われている。
 
 
 ①ドーパミンに由来するもの
  北風と太陽で言ったら太陽。
  楽しさ、褒める、ご褒美といったものに動機付けされると言われる。
 
 ②ノルアドレナリンに由来するもの
  北風と太陽で行ったら北風。
  厳しさや恐怖に動機付けされると言われる。
 
 
恐怖で指導されると常に失敗を恐れるようになり、
本当に失敗してしまう可能性が高まってしまう。
それよりも楽しさを土台にやったほうが、気負いがなく自然体でいられる。
 
「緊張」、「不安」、「恐怖」は扁桃体の興奮であるが、
ノルアドレナリンの分泌でもあり、科学としては同じ現象のうちに入る。
緊張が高まると不安に、不安が高まると恐怖になっていく、と考えるとわかりやすい。
 
 
「好きな音楽を聴いて集中する」というようなことをやるというのは、
どの世代でも割と普通に言われているよくある話だが、
今10代や20代の若いスポーツ選手オリンピック選手、棋士、などから学び、
自分が知らないやり方や法則、どんな共通点があるかを探ってみるとよいだろう。