苦手なもの、嫌いなもの、恐怖症にどう向き合うか

 
①あまりこだわらないようにする
対人恐怖症、高所恐怖症、特定の動物の恐怖症など、
特定の状況や体験に異常な恐怖を感じて、その状況を避けてしまうことがある。
実際に治そうとすると簡単ではないので、あまりこだわらないほうがよい。
また、こだわればこだわるほど詳細に描いてしまうものである。
 
 
②避けられるのであれば避ける
医者に掛かるなら抗不安薬などの処方を受けながら慣れさせていくのだろうが、
そもそも高い所が嫌なら高い所に行かないとか、
狭いのが苦手なら入口を少し開けておくなどの対策くらいはした方がよい。
 
苦手な状況に合う回数を減らしたり、上手く回避したり、
その場に行かないようにすれば日常生活に問題ないというのであれば、
無理やり治そうとするよりも、そちらの方が克服するより楽である。
 
 
③少しずつ慣らして耐性を上げる
自分でなんとかするなら、できそうなことから始めて少しずつ慣れていくのがよい。
医学の分野では、「系統的脱感作療法」と言われる方法がある。
 
自分の苦手な状況を体験してそれに慣れることになるので、
人によっては最初のうちは辛く感じることもあるだろうが、
どこまでが大丈夫でどこからがダメなのかを、客観的に把握しやすくなるだろう。
 
 
 
 
苦手なものや嫌いなものは、誰でも一つくらい持っているものである。
しかし、自分以外の人とのコミュニケーションが苦手というのであれば、そうもいかない。
会話や文章のやり取り他、特に仕事なら、連絡や報告、事前の根回しなどもある。
日常生活や社会生活に影響が出るほどの恐怖症であれば、
やはり少しずつ慣れていくように練習するしかないだろう。