朝の時間をもっと集中して活用するには

 
朝起きた後の2~3時間は集中力が高くゴールデンタイムとも呼ばれているが、
その理由は、前日に学んだことや体験した記憶を、寝ている間に整理するためである。
例えるなら朝は、「散らかった机が整理されて何も乗っていない状態」である。
 
「少しでも綺麗な状態を長く使えるようにする」ことが活用できているとするならば、
そのため方法は、「朝起きた後にその日の最も大事な仕事をこなすまでの間は、
余計な情報を頭に入れない」ということである。
 
余計な情報とは、その日の最も大事な仕事に関連しない情報であり、
例えばテレビ、スマホ、ゲーム、仕事後の予定などは、一旦置いておくということである。
綺麗な机を綺麗なまま使うために、机の上に余計なものを乗せてはならないのだ。
 
もちろん、金融の仕事をしている人が通勤電車に乗っている時に、
スマホを使って金融市場をチェックする、というのであれば仕事に関連しているが、
これが芸能人のニュースやブログを見るのであれば、余計な情報となる。
 
要は、「目的に相応しくなるように、情報系統を一つに集中させていく」ということが、
散らからないコツであり、集中した時間を長く使うコツにもなるのだ。
では今日の予定やルーティンはいつ決めるのかと言うなら、前の晩に書き出しておくなり、
歯磨きや身支度の時間に考えておき、机に向かった最初の5分位で書き出すとよい。
 
朝の貴重な時間を活用するには、雑多な情報をむやみに取り込まず、
インプットしておくものは質を絞り、頭の中をきれいに保って使えるよう準備しておくと、
午前中の時間をより長く集中して活用できるようになる可能性が高まるのである。