物事の進捗が遅いのを何とか改善したいとき

 
物事の進捗が遅い人は、次の可能性が高いと思われる。
 
①そもそもそのことについて知らないことが多い
②段取り、ゴールまでの道筋、勘所などに慣れる前の段階にある
③自分なりのやり方にこだわり過ぎている
 
 
 
もし、先人が古くから使っている知恵や、周囲の人がうまくやれたやり方、
意識が高い人や多くの人が使っている便利なツールやアプリ等、
既に良い方法が存在しているなら、どんどん試し、合うものを活用していくとよい。
 
スケジュールや目標の管理、資料の作り方、文書の書き方と文例、
メモやノートのツール、入力スピードを上げるツール、学んだことのまとめ方、
グラフ化や図解化に使えるソフト、効率的な検索の仕方など、
自分でネットなどで少し調べるだけでも、多くの情報が絞り込まれる。
 
すべてをゼロから自分の力で思いつき、繰り返し使えるように枠組みと詳細を決め、
一から自分一人で時間をかけて作り上げるのは、かえって時間の無駄である。
それは、既にある良いものから学びとる意識がないと言っているのとほぼ同じと言える。
また、他人の力を上手に活用する能力がないと言っているのとほぼ同じと言える。
 
 
 
物事を知ったり学んだりすることは、延いては時間の短縮につながるのだ。
それを実際に使ってみてモノにすることができれば、さらに短縮につながるのだ。
少しでも時間短縮をし、自分の人生で一つでも多くのことを成し遂げたいのなら、
今の考え方ややり方を見つめ直す良い機会が訪れたと考えれば、気持ちも楽だろう。
 
素直な気持ちで切り替え、既にあるものや先人の知恵を活用しながら進めばよいのだ。
そうして目の前の物事を一先ず成し遂げた後に、一旦振り返ってみて、
そこで幸運にも「自分なりのやり方」というものを見つけ出すことができれば、
それを研究して地道に積み上げていけばよいのだ。
 
 
こんなことを言ったり書いたりするのは非常に心苦しいのだが、
時間も、他人も、世の中も、自分の残された寿命も、
どの一つも待ってはくれないのである。