嫌なこと、不安、心配事をできるだけ思い出さないようにするには

 
①睡眠時間をよくとる
②朝に日光を浴びる
③散歩などの軽い運動から運動不足を解消する
 
基本的には嫌な記憶を丸ごと消し去る方法は見つかっていないと言われる。
 
不安な気持ちになっている時、脳内では扁桃体が興奮しており、
本来は危険を察知したりするのに重要な働きをしているが、
ストレス過剰、睡眠不足、運動不足、不規則な生活などで疲れている人は、
扁桃体が興奮しやすくなっていることが多い。
 
つまり、些細なことでも不安や心配に陥りやすくなるということである。
 
「○○が起きたらどうしよう」、「✕✕に失敗してしまったらどうしよう」ということを、
朝から晩まで考えているようだと、扁桃体を抑制できずに暴走が起こり、
その結果、鬱のような状態になってしまうことが仮説の一つとして言われている。
 
嫌な出来事をよく思い出してしまう時は偏桃体が活性化しやすくなっていて、
さらに暴走している状態になりつつあるということである。
ならば、その興奮が原因なので抑えていけばいいのだ。
 
そのためには、セロトニンの活性化を促し、不安やマイナス感情を抑えていくと良い。
 
 
 
朝の光を浴びながら散歩をすることは、
セロトニンの活性化を促すと言われる。
 
また、睡眠不足は扁桃体を活性化させやすくなるので、
個人差にもよるが、最低7時間以上は睡眠時間をとる。
いつまでも夜更かしして、スマホ、パソコン、ゲームなどをやらない。
 
さらに、1日20分以上の散歩をしたり、
中強度以上の運動を週2~3回行なって、運動不足を改善するとよい。
運動や筋トレなど、体を動かしながらネガティブなことを考え続ける、
ということはまず不可能である、ということも付け加えたい。
 
 
不安だ不安だと言っている人ほどこうしたことに当てはまる可能性は高く、
よく寝て、よく動き、規則正しい生活を送っている人は、
メンタル不調を起こすことは少ないだろう。
(それでも、という方はちゃんと医者に掛かってほしい)
 
日頃から予防できることや健康維持のためにきちんと身体を整えていくことにより、
不安な気持ちやネガティブな発想の暴走を押さえていくとよいだろう。