真に受けない方がよい言葉

 
自分が相手やチームのことを思いやって行動したのに、
「ありがとう」の一言も無しに次のようなことを言われることがあれば、
その相手との関係は考え直した方がよいだろう。
 
・期待してたのにガッカリしました。
・こんなことになってしまって残念です。
・一生懸命なのはいいけど何も伝わらなければ意味がないです。
・考えていたのはそれだけだったんですか。
・他にやるべきことがあったのではないですか。
・何かは分からないけど、あなたのやってくれたことはちょっと違う。
 
 
これは相手が、「あなたが私の思い通りにならなかったので使えない」と考え、
実は言いなりにしようとしていたことの裏返しということがほとんどである。
 
あなたは自分の事もやり、さらに相手を思いやって力になった。
これが出しゃばって強引に勝手に事を進めたのであれば話は別だが、
そうでないのなら、特に責任を感じたり気にすることは何もないのだ。
 
相手自身が何か思い描く筋道を実現させたいのであれば、
協力し合う段階でそれなりに伝えておくべきことである。
だから、相手のことをいちいち気にして自分だけ心を締め付ける必要はないのだ。
他人が自分の思い通りに動くと思っていたその人が悪いのである。
 
しかも、自分の本心を明かさずに言い換えて、
あなたの意識を変えさせようとする言葉まで投げかけてきているとあれば、
あなたはその相手から大切に扱われていないので、距離を置く良い機会でもある。
 
これを機に自分の人生を生き、自分の本分を成し遂げることを最優先に考えて、
気持ちを新たに行動していくことをお勧めする。
「あなたはこういう人だ」という印象を勝手に押し付けてくる人は迷惑なのである。
普通の人であればそう思うだろう。
 
ただ、あなたは人よりも少し多めに、優しさの面で優れているのかもしれない。
であればこそ、力強く自分の人生を生きなければならない。
そもそも人に優しいのに、さらに他人に協力することができる能力があるのだから、
人によくしたり分け与えたりするのはその後からでも十分すぎるくらいなのである。
 
良い人は決して、都合の良い人になってはならない。