チーム戦の時のコミュニケーションの取り方

 
①気になったことは、とりあえず言語化してみる
小さなことでも言語化して共有しておくことが重要になることもある。
例えば、「これってどう?」とさりげなく聞いてみる。
戦略やプランに関することだけでなく、色々な可能性を言語化してみるとよい。
 
そうすることで意識に残り、実際にトラブルが起きてもすぐに発見して対応できる。
言葉にしておかなければ、うっかり忘れてスルーしてしまうことになる。
 
一般的な普段の仕事や生活だと、懸念をしたり思ったことを言わないことで、
トラブルが起きることが多い。
 
だから、もし仕事であれば「報告、連絡、相談」を、
少し多めに、早めに、詳しくした方がよい。
特に状況がよく分からない時ほど尚更した方がよく、
ほんの小さなことでも伝えておくことが、円滑なやり取りや成功に繋がるのである。
 
 
 
②ポジティブな言葉を掛け合う
ポジティブな言葉を掛け合うことで気持ちも前向きになるからである。
不安な考えがよぎることはよくあるもので、
そうなるとノルアドレナリンが出て緊張し、筋肉がこわばったり、
頭が真っ白になったりして、本来の実力を発揮できなくなってしまうのだ。
 
ネガティブな感情や失敗のイメージを減らして、
みんなでよい思いをするためにも、ポジティブな声かけは大切である。
 
 
 
③苦しい時ほど笑顔を作る
近年の脳科学研究では、楽しいから笑顔になるのではなく、
笑顔を作るから楽しいと認識されるということが分かってきている。
 
このことから言うと、苦しい時に笑顔を作ることで脳も前向きになり、
緊張を和らげたり防ぐことができる、ということになる。
その反対に、辛い、苦しい、困った表情などをすると、
ノルアドレナリンが出て緊張し、本来の力を発揮できなくなるということになる。
 
緊張している時に笑顔を作ったり、ポジティブな声かけをすることで、
楽しさを優位にすることによってノルアドレナリンを押さえ込み、
集中力も脳のパフォーマンスも高まり、実力以上の力を出すことができる。
 
緊張している時ほど、作り笑顔でよいのである。
そして、仲間が緊張していたり苦しくなっている時ほど、
少し笑いを入れたりほぐしたりしながらコミュニケーションを取ってあげるとよい。
ちょっとしたことでも、小さなやり取りをしていくことが大切なのである。