自分と他人を比べて落ち込むよりも、過去の自分と比較する

 
自分と他人を比べてクヨクヨ悩んでいる人がいるが、
そもそも自分と他人は違うものなので、何の意味もないだろう。
そうすることは、はっきり言って時間とエネルギーの無駄である。
 
それよりも、今の自分と過去の自分とを比べてみるとよいだろう。
つい1~2週間前の自分、先月の自分、半年前の自分、
そして去年はどうしていたかなど比べてみるのだ。
 
また、今では当たり前のようにやっている仕事などがあれば、
それを始めた頃の自分と今の自分がどのように違っているのか、
今ではどれぐらい成長できているのか、比べてみると良いだろう。
 
一年前の自分と比べたら、多少は成長しているのではないか。
これが三年前であれば、かなり変わっているはずだろう。
そうしたら、「じゃあ実際に何が変わっているか」を書き出して、
振り返ってみて、実感してみることである。
 
 
 
自分と他人と比べることは、時にはあってもよいかもしれないが、
常日頃からしょっちゅう比較してしまうような「癖」になっている場合は、
これを機にやめることをお勧めする。
 
それよりも、もっと自分のことを気にして、もっと興味を持って、
過去の自分と今の自分を比べられるようになった方が良い。
 
今現在は、間違いなく自分の人生を生きているのだから、
他人と比較して落ち込んでいる暇があったら、
 
 ・自分がやりたかったことがどれだけ達成されているか
 ・自分はどれだけ他人や世の中の役に立っているか
 ・自分は今どのくらい幸せになっているか
 
このくらいは一旦書き出してみて、客観視してみるとよいだろう。
 
そして「なんだ、自分は結構やっているじゃないか」ということが分かったら、
「さて、明日は一体どんなことをやってやろうか」と思いを巡らせればよいのだ。
 
 
 
自分も他人も、いつでも他の人を助けられるとは限らないし、
恐らくは、その人のやりたいことや成すべきことを最優先に考え、
その人にしかできない何かを成し遂げようと、一生懸命生きているのだ。
また、他人に過度に期待を抱くことも依存することもよくないのだ。
 
それなのに、今日も勝手に考えを膨らませて、
自分と他人と比較して、勝手に落ち込むのだろうか。
 
どうせ比較をするのなら、過去の自分と今の自分を比べることである。
そして、どれだけ成長しているかを見つめ直し、時には褒め、時には律し、
少しでも気持ちを前向きにして、様々な面で自立できるよう行動に移しながら、
自分の人生を自分で進めていった方が何倍もマシなのである。