小説は自分が面白いということより、
他人が面白いと思うことのほうが大事です。
誰にも読ませず、自分一人だけが読者なら、
自分が面白いと思うものだけを書けばいいです。
他人にお金を払わせて読んでもらうには、
その人を楽しませなければなりません。
百田尚樹(作家、小説家)
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バンドや楽団に合わせたレベルの楽譜を作る時には、
自分が書きたいように書けないという面も確かにあり、
「その中でもこれが一番良さそうで楽しんでもらえそうだが、どうだろうか。」
という気持ちになることがしばしば起こる。
音楽ではないが、しかしこのような言葉に触れるにつけ、
「ああ、自分だけではないのだ、よかった。」
と、気持ちが少し楽になり、前を向き直せるのである。