自発性を持った行動は結果につながりやすい

 
 何か行動を起こす時、どんな条件で行動するかということは大切です。その時に気を付けることは、「周りの意見」を条件にしないことです。
 
 「みんながやるなら自分もやる」だと、うまくいくことは少ないでしょう。他人に振り回されたり、他人の意見に合わせたりするだけで時間が過ぎていきます。
 「自分がやるから手伝って」も、なかなか芽が出づらいと思います。協力者を募るということは、周りが良い人ばかりだったら結果につながることもあるかもしれません。しかし見方を変えれば、手の内の大部分を最初から明かすことになるので、たしなめられたり、いい様に使われてしまう可能性も少なくないでしょう。
 
 「自分がこれをやりたいと思ってその物事に向き合い、その気持ちが他よりも勝ってまずやってしまう」というのが最も結果につながりやすいです。たった一人からでも構わないので、ある程度段取りを組んだら、さっさと始めてしまうのがよいです。
 その後に協力してくれる人が現れることもありますが、その人達の多くはあなたの行動に感化された人の場合が多いですので、こちらが広い心で受け入れる準備さえあれば、心強い味方が増えていきます。
 そうして進んでいけば主導権を取りやすい、ということもありますが、それ以上に責任感も伴ってくるので、上手に段取りを調整しながら強い意志を持って進んでいくとよいでしょう。
 
 さて、「音楽を作る」ということでさえ、現代ではチーム戦である場合も多いです。最初は心細いかもしれませんが、徐々に仲間も楽しみも増えるし、発想も広がっていきます。
 さらに、自分と同じように「たった一人で動き始めた自分以外の人」に出会うことができれば、ちょっとした話をしただけだもかなりの収穫があることが多いです(音楽の分野に限ったことではないでしょうが)。
 
 自発性を持って決断し、計画的に行動していくことはとても大切なことです。
 くれぐれも、最初に立てた方向性だけはぶれませんよう。