たとえ小さなことであっても、新しい挑戦をしていれば、誰しも逆境を経験することだと思います。
逆境は決して心地よいものではないかもしれませんが、こうしたことはある意味試練と捉えることもでき、それに耐えて学習し続けたりやり遂げたりして、その結果成長するかどうかの成否の分かれ目ともなります。
逆境だと感じたらそれを一旦受け入れて認識し、正攻法もそれ以外の方法も探ってみてあたっていく。現実逃避をしたり楽な道がどこかにあるはずだと探すことだけに終始しないこと。
法やルールに違反したり、周囲の失望を買うことなどおかまいなしに行動することはよくありませんが、王道だけが正義であると思い込めば、それもまた自分自身の持つ個性や才能を見逃してしまうかもしれません。
逆境をただじっと耐えてやり過ごすだけでなく、自分を見つめ直し、新たに自分を磨いていくための勉強に時間を投資することは基本です。
身のない遊びから離れ、テレビの娯楽番組は本当の必要なものだけに時間を決めて時間の浪費を減らして、たとえ面倒でも自分が本来向き合うべきことに集中する時期とした方がよいでしょう。
そして、悪い事や嫌なことばかりに思いを巡らせず、今日やったことは記録に残し、良かったことも記録に残す。必ず書き残すことです。
人生が逆境ばかりであったらさすがに気が滅入ってしまいますが、視点を変えれば、逆境とはこれまで身につけてきた技術や精神を知り、さらに鍛える機会ともなり得ます。
また、逆境を積極的に活用してそれをきっかけに大きく飛躍することもできます。
例えば過去に自分に起こった逆境と思う物を三つ挙げ、そのことから現在の自分はどんな恩恵を受けていたり、良い経験や活かすべき経験として記憶に残っているのかを冷静に見つめ直してみるとよいです。
こうすることで現在陥っている状況が直ちに解消されるかどうかは分かりませんが、逆境の利点を見つける習慣を身につけておけば、せめて逆境そのものに対する恐怖心は消えていくでしょう。