①自分の意志をきちんと持つこと
②自分のやりたいことを明確にすること
人の目をいちいち気にして生きることをやめようと思っていてもなかなかやめられないのは、自分に自信がないからです。
頭の中では分かっているつもりでも、実は自分のやりたいことがよく分かっていないから、自分の考えもはっきりしてこないので、結局は他人の言う通りに従ってしまう、ということが問題です。
それを改善していくためには、冒頭のように、今感じていることや思っていること、自分の考えなどを、文章にしたり日記を書くなどして書き出していくことが大切です。
まずは、今日あったこと、気がついたこと、楽しかったことなどを、最初は箇条書きでもいいから文章としてまとめる力を高めていくことです。
そうすると、「今自分は何をしているか」、「絶好調なのか辛いのか」、「このままで良いのか」、「これから何かを改善すべきなのか」など、自分自身をよく観察できるようになっていきます。
そうして積み重ねていった中から、自分が得意なことや好きなこと、きちんと対応できたことなどを一つ一つ見つけ出していくことで、自分に自信をつけることができるようになっていきます。
自分を観察する力を養うためには、自分の考えを文章として書き出すということが一番の近道です。
最初のうちはどうやって書いたらいいのかよく分からないことも多いかもしれませんが、たった一文でも一行でもまったく構いません。
誰だって言葉を使い始めた時は、泣いたり、一単語だったり、アレとかコレとか言う言い方だったり、緊張して文章がグチャグチャになってしまったりした経験がありますよね?
自分の考えを文章として書き出すことだって、それと同じように徐々に慣れていけばよいのです。
こうしたことを地道にトレーニングして実践を重ねていくことで、やがて少しずつ人の意見に流されずに生きられるようになっていきます。
しかし、他人の目を気にして生きるという状態を変えないままでいると、結局は「自分のやりたいことが何にもできない」ということになりますので、まず不幸なままでしょう。
他人から何か小さなことを批判されることは誰にでもあるかと思いますが、どうせ同じ批判をされるのならば、自分のやりたいように、生きたいように生きて、そのやり方を批判される方が、まだマシなのではないでしょうか。