①仕事ができない
②約束を守れない
③すぐに感情的になる人
①仕事ができない
仕事ができないということは、周りの人の足を引っ張りかねないということです。
仮に、「この階級ならこのくらい」、「この年数やっていたならこのくらい」というように、周囲の人も大体の仕事のレベル感を持って、自分に接してきたり求めてきたりするのだろうと思います(業界や年代によってその様子は異なるのでしょうが)。
もしもその場所で求められるレベルに至っていなかった場合、自分にとっても周りにとっても近いうちにマイナスになってしまうことでしょう。
なぜなら、会社や組織というものは基本的に、「お互いの能力を掛け合わせてさらにパフォーマンスを高め合うこと」が利点だからです。
だから、足を引っ張る人が一人いるだけでマイナスになる確率は跳ね上がりますし、そのマイナス分は誰かがフォローしなければならなくなりますから、いずれにしても大変なことでしょう。
ものすごく突出してできるというレベルは必要はないでしょうが、最低でも普通レベルの仕事の質と量をこなせることが大切になります。
自分にしかできない特別なスキルとか、今後や将来に備えて自分の能力を伸ばすということは大変大切なことだとは思いますが、まずはその会社や組織において最低限必要なことを身につけて、自分一人でも動けるようにしていき、至らない部分があれば質問をするなり勉強したりしながらフォローしていくということを優先させるとよいでしょう。
②約束を守れない
時間を守れないとか、遅刻をする、欠勤が多いなどの類のことです。
こうしたことが顧客への対応に影響するようであれば、まとまる契約もまとまらなかったり、納期や支払いのほか法律を守れないなど、社会人として守るべき最低限のルールを守れないという信用の失墜につながります。
その人本人に信用があるから、会社と労働契約をして働けてお給料をもらえたり、「多少大変な時期でもお互い様だから」と相手先が契約を更新してくれたり、「今は少々頼りなく見えても誠実だから」と将来を見据えて相手にしてもらえて2回目3回目の購入もしてくれたりするのです。
だからもし、「この人はちょっと」と思われてしまうようであれば、次の仕事につながらなかったり、外されたり、持て余されたりすることにつながるでしょう。
悪気はなかったとしても、仮に他人に言いづらい持病などを持っているとしても、守るべきことが守れないということが原因で相手にされなくなってしまうことは、嫌われやすいとほぼイコールだと捉えることができるでしょう。
また、当初の仕事の路線通りに進めていて、後になってから無茶振りをしてきたり、大いなる手戻りになってしまうのに周りの迷惑を顧みず平然とそれを行なってしまう人なども、嫌われやすい人の対象となるでしょう。
③すぐに感情的になる人
キレやすい、怒りっぽい、いつもイライラしている、すぐ他人に怒鳴る、というような人とは、そもそも仕事にならないので嫌われます。
会社や組織など他人があっての場所に所属しているのであれば、そこは自分のストレスを発散する場所ではないということは子供でも分かることだと思います。
もしも他で何かがあって機嫌が良くないのならば、その時にその場で済ませておくべきことですし、もしも自分が感情をむき出しにして大きな声を出せば、他人がビックリして謝ったり言うことを聞いてくれると思っているようであれば、それもまた完全な間違いです。
誰であれ、たとえ仕事ができないと言われている人であれ、自分の仕事のミスのせいで周りを不快にさせてしまったということであれば、申し訳ないという気持ちが湧いてくるのでしょうが、仕事と全然関係ないことで感情をぶつけられたって、面倒くさいし、理解されないし、敬遠されるのです。
そういう人が仕事の能力が高かったとしても、周りに人が集まることはありません。
仮に一回目のプロジェクトで人が集まったとしても、2回目は無いと思ってまず間違いないでしょう。
「仕事ができるのにいつもイライラしている人」が近くにいるよりも、「仕事はまだまだこれからなので今は実力不足だけどいつもニコニコしている人」が近くにいる方が、はっきり言って百倍マシなのです。
体調管理や健康管理など自分の体のメンテナンスをしたり、その人の家庭の中で家族と揉め事があったりするなど、人それぞれに様々な理由があるかと思いますが、そんなことは仕事ができない人でも、今年が1年目の新人でも、ハンデがある人でも、子供でも、自分で何とかしてその場に来ているのです。
自分の事ができていないのに、他人様に向かって怒鳴り付けたり当たり散らすような人は、たとえどんなに仕事ができる人であったとしても、論外です。