人間には自分の得意なこととそうでないことがあるので、あまり得意でない所にばかり着眼してしまうと、それに合わせて面倒くささも上がってしまう。
人の得手不得手には、例えば以下のようなものがある。
・創作することは得意だが事務作業が苦手
・読書は好きだが感想文を書くのは苦手
・普段のおしゃべりは好きだが大勢の前で話すのは苦手
・知り合いとの長電話は好きだが仕事のテレアポは苦手
確かに面倒くさいものは面倒くさいのだが、だからと言って放置していたら、回りまわって最終的に不利益を被るのは自分自身なので、次のように対応するとよい。
①朝一番に対応する
②5秒カウントダウンして取り掛かる
午前中は人間の集中力が最も高い時間と言われているので、その時間帯に最も苦手なことや、やりたくないこと、最も骨太になる作業を最初にやってしまうと良い。
それを後回しにしてしまうから、集中力や意志力が下がってしまった後の状態にやることになってしまうし、実際、朝にやれば1時間で済むことが、夕方になると2倍から3倍の時間がかかってしまうものなのである。
これに合わせて、5秒カウントダウンして取り掛かることを取り入れてみるとよい。
子供の頃からの遊びやテレビのチャンネル争い然り、期間限定セール然り、カウントダウンをしたりされたりすると、その間に行動を済ませたり覚悟を決めたりする心理的効果がある。
ロケットの打ち上げで言えば、カウントダウン後に明確に発射状態に切り替わっているのである。
これを利用してカウント0になったら、さっさと切り替えて今までと違う世界に生き、集中して事を始めてしまった方が良いのである。