朝から気分の良い状態を作るには メモ

 
 脳内の神経伝達物質の一つであるセロトニンには、ドーパミンやノルアドレナリンを制御し、精神的な安定をもたらす働きがあるとされている。
 このセロトニンがやや低下している状態のままだと、やる気が出なかったり、イライラしたり、集中力が続かないということになったり、ひどく低下したままの状態が続くとメンタル疾患にもつながると言われる。
 セロトニンは主に午前中に作られると言われており、朝目覚めてから気持ちが安定した状態でその日をやっていくためにも、セロトニンを活性化できる方法を知っておくとよいだろう。
 
 
 
①太陽の光を浴びる
 日向ぼっこ、散歩、日光浴など。
 朝起きてから太陽の光を浴びられるようにするとよい。
 時間が取れないのなら通勤経路などで、地下通路を歩くよりも地上を歩くなど工夫してみるとよいだろう。
 
 
 
②リズム運動をする
 散歩、ウォーキング、ラジオ体操、踏み台昇降など。
 1、2、1、2、というようなリズムを刻みながら体を動かせる運動を取り入れてみるとよい。
 踏み台昇降など室内の運動であれば、天気に関わらずセロトニンを活性化させることにつながるため、継続していくための対策の一つとなるだろう。
 
 時間が取れないのなら、家から駅まで歩いたり駅から会社まで歩いたりする間、リズムを意識して歩いてみてもよいだろう。
 また、朝に太陽の光を浴びながら散歩をするというように、①と②を合わせてやってみてもよい。
 
 
 
③よく咀嚼をして食べる
 朝食をよく噛んで食べるとよい。
 15分ぐらいかけてよく噛んで食べると良いとか、30回以上は噛んで食べた方が良いなどと言われている。
 
 忙しい朝には少々手間かもしれないが、菓子パンやゼリー飲料などで済ませてしまうよりも、ご飯と味噌汁とおかずなどで少しでも多く噛む時間や食べる時間を得られるようにするとよい。
 また、セロトニンの活性化にはトリプトファンという栄養素が原料となるため、それが含まれるバナナや大豆などを取り入れると良いとされる。