毎日を楽しくするには、自分のやりたいことをはっきりさせて少しでも手応えを感じている実感があることと、良好な人間関係を築くことであることは、よく言われている。
人生の中で人間が生きられる日数なんて知れているので、その中で毎日同じような事ばかり繰り返している過ごしていくよりも、少しでも新しいことを経験したり発見したりすることの方が楽しくなったり幸せになったりできる可能性も上がるに決まっているし、良いと言われることはやってみておいても大きな損はないだろう。
また、今やっている何かに加えて新しい習慣を追加することも良いが、不要なこと、やらない方が良いことにも注意を向けてみると良い。
①未完了のことを減らす
やり残したこと、先延ばしにしていることなどをそのままにしておくと、頭の回転が鈍くなり、ストレスを感じやすくなる。
特に意識をしなくても、普段から頭の中に余計なことを考え続けているかたちになるため、脳も疲れやすくなり、集中力もなくなってくる。
だから、やるべきことは頭の中だけに留めておかず、ToDoリストを使って書き出しておくことである。
項目を一つ消すたびに脳の負担が一つ減ったと考えると取り組みやすくもなるし、消していくほど気持ちも楽になってくるだろう。
②平日の楽しみを持つ
人は楽しいことをしていると、脳の中ではドーパミンが分泌されると言われている。
また、少し先の未来に楽しみがあると、幸せややる気を感じやすくなるとも言われている。
ただ、休日までの一週間周期では少し長いので、それよりも短くなるように設定するとよい。
例えば、仕事の後の一杯、仕事の後のジムなど、一日の予定が終わった後の楽しみを事前に決めておく。
そうすると、その日一日の中でもドーパミンは分泌しやすくなると言われるので、自分でできる範囲の中で積極的に設定していくとよいだろう。
③ダラダラする時間を減らす
何事もダラダラやっているとやる気はなくなるし、また、出てこないものである。
仕事でも趣味でも本気で熱中するから面白くなるのであり、決して面白いから本気になれるというものではないのだ。
本気でやるから面白くなるし、だからこそ継続も上達もする。
そうなると、頼りにされたり必要とされるようになり、その結果楽しくなっていく。
このサイクルを回した人だけが楽しさが分かるようになるし、毎日にもハリが出るというものである。
④毎日同じ繰り返しをしない
毎日同じことをすることに慣れ切らずに、少しずつでも何かを変えてみると良い。
マンネリ化をしないということである。
だから、意識してやったことのないことを自分からしてみることが大切である。
・帰りに一駅ぶん歩いてみる
・いつもソースをかけていたものを今日は塩にしてみる
・こちらから話しかけたことのない人に話しかけてみる
・いつもと違うボールペンを買って使ってみる
このように、たとえ小さなことでもいつもと違うことを取り入れてみることで、脳も刺激され、生活の感じ方も変わり、気持ちも前向きになったり自信が高まったり、リラックスできたりするようになるものなのである。