ちょっとしたことで失敗してしまったり、まったく想定していないのに悪いことが起きてしまうことは誰にでもあるだろう。
その時に、最初に口をついて出る言葉がネガティブになり過ぎていると、その後に続く現実の出来事に対しても良くない捉え方をしてしまうことが多くなってしまうかもしれない。
そうした状態を避けるためにも、「元々の気持ちよりも前向きになれる」とまではいかなくても、「ニュートラルな状態や、その時の自分や事実を一旦肯定てできる」ような言葉に置き換えられれば、ひどく落ち込んで無気力な状態が続くことは避けられるだろう。
①しょうがない
多くの場合はネガティブな言葉として捉えられることもある言葉だろう。
しかし、起こった事実に対していつまでも落ち込んでいても仕方ないのである。
例えばモノが壊れてしまったにしても、それはもう元には戻らないので「しょうがない」としか言いようがないのだ。
②それはそれとして
起こったことに対して時間を戻してやり直すことはできないので、「ではそこから先をどうするか」と切り替えた方が良い。
「物が壊れてしまったら落ち込む」というだけではなく、それはそれとして保険に入っていたか、代用できるものがないか、安く修理できるところはないかなど、何か対処があるだろう。
こうした時に嫌な事に囚われ続けるのではなく、ここから前向きに切り替えるためにも「それはそれとして」という言葉を使うとよい。
特に、自分も周りも誰も悪くない時などには過去に固執しても何も良いことはない。
起こったことは過去の出来事として一旦置いておき、「それはそれとして」と言って次の行動へと切り替えることで、「しょうがない」よりももう少し前向きに進めるようになれるだろう。
③まあいいか
起きてしまったことは仕方がないので「まあいいか」と切り替えて次に進む。
或いは、例えば何かに失敗した時なら「それでいい」、「今の自分でいい」など、今の自分で精一杯できたことは認める一方、「今の自分の実力ならそんなものだろう」と一旦自分を肯定する言葉を言うとよい。
「これじゃだめだ」とか、「こんな自分じゃだめだ」という方向にばかりなってしまうと、それがストレスの原因になってしまうので、自分で自分を傷めつけることに繋がってしまう。
それに比べれば、「まあいいか」と受け流すのは、何倍も前向きな言葉となるだろう。