何かにつけてマウントを取ろうとしてくる人というのはたまには見かけるものですが、そういう人は基本的には「かまってほしい暇人」ということです。
自分で自分のことを認められないのでいつでも不満でしょうし、かといって自分の力だけでしっかりと立てるほど自信もないし、周りの人から「凄いですね」って言われたいし、自分の言うことを聞いてくれないからコントロールしようとしてくるのですから。
「他人から信頼されていない人」とも言えるのでしょうが、だからこそあなたのことをコントロールしようとしてくるとも言えます。
こういう時、「自分はそんな人じゃないと言えるかな」と振り返ってしまうこともあるでしょう。
残念ながらこうした人は時には現れるものですし、会社などの組織においての間柄でもないのにあれこれ言ってくるものです。
最低限、以下の三点のように、心の準備くらいはしておいた方が良いでしょう。
①マウントを取られて一方的な上下関係ができないようにする
②お互いを尊重し合える選択ができないなら断る
③しつこいようなら距離を置くか、一切付き合わない
そもそも、自分のことを好きでいてくれたり、話を聞いてくれたり、お互いに親切にできる関係を保てる人が自分の周りにいる場合、人様に向かってマウントを取りたいとか、自分の方が上だとか、コントロールしたいなんて思わないものです。
人間関係を広げていくことを考える時、もし自分が上下関係の特に下側ばかりを構築する以外の選択肢がないような人間だったとしたら、果たしてその人生はどんなものなのでしょうか。
マウントを取ろうとしてくる人は、きっと、人や物事に本気で向き合ったり楽しんだりするレベルにまだ立っていないのかもしれません。
もし立てているとしたら、出会った人や自分の近くにいてくれる人を大切に扱わないなんて、そんなことはできるはずもありません。
その点を考えるだけでも、かなり残念な人、残念な人生とも言えるでしょう。
ともあれ、自分がそこに巻き込まれることなく、自分の人生を一歩でも前に進められるようにしていかなければならない。
くだらない暇人を相手にするほど、自分の人生は暇ではないはずです。
本でもネットでも信頼できる親しい人に聞いてみるでもよいので、色々なところから心構えや対処法を事前に知って身につけておくことが大切です。
マウントを取られてしまってからでは遅いです。
自分の貴重な人生の時間にくだらない足かせを付ける必要は、どこにもありません。
上記の3つに加え、マウントを取ってくる人がいるのだということを知っておき、自分で勉強してそのような人がそもそも寄ってこないようにすることです。
何よりも、自分の足でしっかりと立てるよう自立して、自分の決断をもって物事を進められるようにしておくことが、より良い予防にも繋がるのです。