「時間が足りない」「やりたいことがあるのに、つい後回しになってしまう」という気持ちを抱えたまま過ごしていませんか?
実は、少しの工夫で自分の自由な時間を増やし、毎日をもっと充実させることができます。
ここでは、シンプルかつ実践しやすい「時間管理(タイムマネジメント)」の方法をご紹介します。
1. やりたいことを書き出す
まずは、自分の「本当にやりたいこと」を10分くらいで思いつくままに書き出してみましょう。
頭の中だけで考えるよりも、紙やメモに書き出すことで、やりたいことがより明確になります。
2. 優先順位をつける
書き出した中から、例えば次のような項目を意識して絞り込みます。
・今の自分でも実現できそうなこと
・今日、明日くらいでやれそうなこと
・一度身に付ければその後長く使えそうなこと
・いつも頭に浮かんでいること
・本来やるべきこと
・長い間ずっとやりたかったこと
・今すぐにでも取りかかれそうなこと
実現可能性が高く、今日や明日からでもできることを優先して行動に移していきましょう。
資格や技術など、一度ものにできれば大きな時間短縮に繋げられることが多いので、自分の時間も増えていきます。
3. やらないことを決める
自由な時間を生み出すには、「やること」を増やすだけでなく、「やらないこと」を明確にすることも大切です。
やりたいことを書き出したつもりでも、よく見返してみると実はやらなくてもよいことや、やりたいこと関係がないことが含まれていたりするものです。
例えば、
・本心からやりたい事ではなかったこと
・自分ではどうにもできない範囲のこと(他人からの評価など)
・自分で自分を制御できなくなる時間が発生すること(お酒など)
・自分の努力の結果とは関係のない結果になること(ギャンブルなど)
・努力した結果、自分が損をして他人の方が大きく得をすること
・他人の人生を生きる結果になること
自分の書き出したことを読み返し、やっぱり不要と思ったものや優先順位の低いものは思い切って切り捨て、限られた時間を本当に大切なことに使いましょう。
4. スキマ時間を活用する
最初の一歩は、ちょっとした「スキマ時間」から始めるのがおすすめです。
形から入らないといけないと思ったり、何かの条件が整わないと始められない、という先入観にとらわれずにすみます。
例えば、
・通勤や移動時間
・待ち時間
・ネットサーフィンやスマホの時間を半分に削る
慣れてきたら、これまで「仕方がない」と思い込んでいた受け身の時間を、自分の意思で使える時間へと変えていきましょう。
時間を「奪われるもの」ではなく、「自分で選び、使うもの」に変えることで、毎日がもっと生き生きしてきます。
5. タスクをリスト化する
最初は単に書き出した「やりたいこと」でも、毎日やったり定期的にやった方が良いことも出てきます。
1日の中でやるべきことを明確にすることで、流れを作ることができたり、無駄な時間を減らすことができたりして、効率が大きくアップしていきます。
例えば、
・明日やることをリストアップする
・それぞれの作業にかかる時間を予想する
・取りかかる順番を考える
・終わったらチェックを入れ、実際の時間を記録する
・改善点を振り返り、次に活かす
「なんとなく始める」より、「計画して始める」ことで達成感も増していくことでしょう。
6. 仕事をスムーズに進めるためのポイント
仕事の時間も、自分の工夫次第で効率化できます。
以下の3つを意識すると効果的です。
①納期が迫っている仕事から着手する
②時間がかかる仕事は早めに段取りを立てる
③やりたい(やっておきたい)仕事を合間に組み込み、モチベーションを保つ
さらに、進める前に以下を確認しておくと、無駄な手戻りを防げます。
①納期はいつか
期限が守れる人は信頼のある人になれます。
②ゴールや目的は明確か
「何ができたら完了か」は外してはいけません。
③不安な点や気になることはないか
仕事を頼む側の時は、しっかりフォローするためにも聞いておく必要があります。
7. 自分の時間は、自分でつくる
時間は誰にとっても平等に与えられています。
その時間をどう使うかによって、人生の質は大きく変わっていきます。
大切なポイントは、自分でコントロールできない時間、もしくはそのように思い込んでいたり、意識しないと気づきもしなかった時間を、どのくらい自発的に選択し、行動できる時間に変えていかれるか、ということです。
なんとなく過ごしてしまう時間を、少しずつ自分のために使える時間へと変えていきましょう。
遊び心を持ち、自分で狙って、自分で選び、意識的に「今」を楽しむことが、毎日を豊かにする第一歩です。
まとめ
・やりたいことを明確にする
・優先順位をつける
・やらないことを決める
・スキマ時間を活用する
・タスクをリスト化し、効率的に行動する
自由な時間は「探す」ものではなく、「つくる」ものです。
自分の時間を自分の手に取り戻し、毎日をより充実させていきましょう。