「これだけ頑張ったのに、努力が報われなかった」
そんな気持ちになることは、できれば避けたいものです。
実はその多くは、努力が無駄だったのではなく、努力の結果の受け止め方に原因があります。
①努力の結果は「報われた・報われない」の二択ではない
ある程度自分でコントロールできる範囲の物事において、「努力が報われなかった」という事態は、なるべく避けたいものです。
ここでまず知っておきたいのは、努力の結果は白か黒かではないということです。
例えばテスト勉強をしてテストを受けた場合、その結果が0点か100点の二択だけになることは、まずありません。
70点取れた人もいれば、難しくて30点だった人もいるでしょう。
この場合、「努力が報われなかった」と言えるのは、実は0点だったときだけです。
勉強した分だけ点数に反映されているなら、その分の努力は確実に報われています。
今回70点なら、次は80点や90点を目指せばよいですし、30点なら「次はせめて赤点を避けよう」「追試までに補おう」と考えて進めばよいのです。
多くのことは、やった分だけ結果が出ます。
もし思ったより点数が伸びなかったとしても、準備や計画、勉強方法や優先順位などの原因はあります。
そこを見直せば、次につなげることができます。
②「報われない」と感じる原因は、目標と評価基準にある
努力が報われなかったと感じてしまう一番の原因は、目標が高すぎることです。
また、「最終的に何をもって成果や収穫とし、どのような段取りで進め、努力(過程)の結果をどうやって測定するか」という基準を決めていない場合も少なくありません。
言ってみれば、本来は「100点満点で70点以上なら合格」なのに、自分だけが「1万点満点で満点以外は失敗」という見方をしているようなものなのです。
そのような考え方では、30点なら大きく落ち込み、90点でも納得できず、結局100点を取っても満足できなくなってしまいます。
もし「もっと広い社会で考えれば、実は自分の100点は本当の100点ではないかもしれない」などと思うようなら、それは努力が足りないのではなく、自分で自分の評価を厳しくしすぎたり、ただ自分で自分を下げて傷つけるだけなのです。
大きな目標を持つことは素晴らしいことです。
ただし、そこに向かうためには「今日何をするか」「今日どこまでできたか」という現実的な基準が必要です。
また、「努力の結果」を出す必要がある時期や日付から逆算し、これからどのくらいの労力やペースで進めていく必要があるのかを考えることも大切です。
その上で、今日やるべきことが10個あり、3個できたなら、それは3個分前に進んだということです。
まずは、できた分だけ素直に喜んでよいのです。
まとめ
高すぎる目標と遠すぎる時間軸の中で訳も分からず進めていたら、良い結果が出ずに「努力が報われなかった」となるのは自然なことです。
「努力をしなければならない状況に入った」という時は、「目標、計画、達成条件、必要な時間、などについて考える段階に入った」ということです。
うまく乗り越えるためには、これからは努力と評価基準をセットで考えるようにするとよいでしょう。
できていないことばかり数えていると、「努力は報われない」と感じやすくなります。
しかし一方で、できていることを数えていくと、実はうまくいっていることがたくさんあると気づけます。
多くの場合、努力は無駄になっていません。
見方を少し変えるだけで、積み重ねてきた成果を、前向きに実感できるようになります。