この記事を投稿した2022年12月現在のChrome, Edge, Firefoxでは、「Altキー + 左矢印」を押すことで前のページに戻ります。
「Altキー + 右矢印」で次のページに進みます。
どちらの操作の場合も、閲覧履歴の中で前(次)にページがある時に使えます。
インターネットブラウザ上でBackSpace(バックスペース)キーを使って画面遷移ができなくなった背景には、画面上のフォームなどでテキストを入力している時にうっかりバックスペースキーを押してしまい、せっかくたくさんの文字を入力したのに、前の画面に戻った上に入力内容もすべて消えしまうというミスを起こしてしまう原因として、長い間問題になっていたことがあるようです。
Google Chromeでは2016年のバージョン52で、Microsoft Edgeでは2020年のWindows10のバージョン1809で、Mozilla Firefoxでは2021年のバージョン87でこの機能が廃止されたそうです。また、Safariでも2019年に廃止されていたようです。
なお、Chromeでは拡張機能として「Go Back With Backspace」が提供されており、インストールして機能を有効にすることで、バックスペースキーで前のページへ戻ることができます。
Edgeにおいてもまた、この機能が使えるそうです。
Firefoxでは「設定エディター (about:config ページ) 」にて設定値を変更することで使えるようになるそうです。
ちなみに筆者は「Altキー + 左矢印」派です。このためだけに新たに拡張機能をインストールしたり、設定値をわざわざ変えてまでバックスペースキーを使うことに執着していませんし、何よりも、入力中にうっかり画面を戻ってしまう現象がせっかく防げるようになったこともありますので。
今年の春頃にはFirefoxでバックスペースキーが使えなくなったことに気付きましたが、個人的に特に大きな影響もなかったので、「今回のマイナーチェンジかな」くらいに思って特に気にせずにAltキーやマウスで済ませていましたが、時間が少しできたついでに調べてみたら意外に大規模な背景があったことを知り、しかもFirefoxはかなり後発だったことを知り、Firefoxユーザーとしては地味に驚いています。
これからも時代によって様々変わっていくのでしょうが、良い機会なので、このショートカットキーとその他にも使えそうなものをあらためて幾つか身に付けてしまった方が、時間短縮できることにつながるしその方が良いと思いました。参考のためにも以下にショートカットキーのリンクを紹介しておきます。
●参考
・インターネット キーボード ショートカットキー集
Google Chrome
Microsoft Edge
※URL短縮を使用しています
Mozilla Firefox
・Firefoxリリースノート
87.0 Firefox Release (March 23, 2021)
・窓の杜
[Backspace]キーで戻る機能を廃止した「Google Chrome 52」がベータ版に
・INTERNET Watch
ついにこの日が…BackSpaceキーによる「戻る」操作、メジャーブラウザーから完全消滅