私たちは日々、さまざまな悩みやストレスに直面しています。
その中には「どうにかしたい」、「何とかならないか」と思い悩むものもあれば、自分ではコントロールできないこともあります。
そんな時、どのように対処すれば気持ちが軽くなり、前向きに過ごせるのかについて記しました。
1. 自分でコントロールできないことは受け入れる
天気や過去の出来事、社会的な大きな流れなど、私たちが直接変えられないものに心を悩ませるのは自然なことです。
ただ、これらを一旦受け入れることで、少しずつ新しい視点や解決の糸口が見つかることもあります。
例えば天気の話などで、楽しみにしていた予定の日に雨が降るかもしれない場合なら、「雨なら別の方法で楽しもう」と考えたり、「次の機会に期待しよう」と切り替えたりすることが大切です。
「自然のことなら仕方ない」、「自分の力が及ばない範囲のことは仕方ない」と受け入れることで、新たな解決策を考える余裕が生まれます。
こうした状況になったときに「機転を利かせるチャンス」と捉えれば、悩みやストレスは減り、気持ちも楽になるでしょう。
2. 自分でコントロールできることに集中する
一方で、自分の力で改善できることには積極的に取り組む姿勢が重要です。
例えば、仕事の効率化や時間の使い方、日々の行動計画など、自分で変えられる部分に注目してみるとよいです。
何かに取り組む際に、「自分で選んでいる」「自分の力で物事を動かしている」という感覚を持つことが、ストレス軽減の鍵です。
仮に他人から頼まれたことでもあっても、自分なりの工夫を加えることで多少の自発性を感じるようになります。
こうした工夫次第で、その結果として達成感や成長を実感し、前向きな気持ちが湧いてくるでしょう。
3. 自発性を育てる工夫
ストレスや不満を減らすには、「自発性」を意識することが欠かせません。
義務感や強制感ばかりで仕事や日常をこなしていると、誰でも気持ちが疲れてしまいます。
そこで、「自分で選んでいる」という感覚を持つ工夫が必要です。
例えば、通勤時間にスマホを使う場合も、義務的な連絡や作業をこなすのではなく、自分が楽しめることや興味のあることに時間を使うと良いでしょう。
これにより、リラックスしながら充実感を得ることができます。
スマホも使い方次第では、気分を上手に切り替えるツールとして役立つのです。
4. ポジティブな切り替えを習慣化する
悩みやストレスに向き合うには、気持ちを切り替える習慣を身につけることが大切です。
次のポイントを意識してみるとよいでしょう。
①できないことは潔く諦める
今のレベルではできないことは、誰にでもあります。
腹の一つも立ちそうになるでしょうが、深呼吸して少し気持ちを落ち着けてみると良いかもしれません。
そこで無駄なエネルギーを使わず、次にすべきことは何かを見出して進むことの方が大切です。
②できることに集中する
自分の力で改善できる部分を見つけて取り組むことです。
一見、全体としては自分には無理そうなことでも、「分解したらコレとコレはできる」ということはあります。
今できることをやっていくことで、実は大きなことでも「小さなできることの積み重ねだった」と分かる時もあるのです。
③自発性を持つ
自分が主体となって行動することで達成感を得ます。
基本的に、自分でできることに少しずつ挑戦してみると、前向きな結果につながりやすいと思います。
また、他の人に頼りきりでは、自分の成長を実感する機会を逃してしまうこともあります。
稀に、「代わりにやってくれててラッキー」と思える場面に出くわすことはありますが、相手だって自分の手柄や収穫など、その人の事情や目的があったりします。
何れにしても、少しずつ自分の力で進めていくことを意識したり、チームで取り組むことであれば目的や自分の役割を考えながらやっていくことで、自発性も伴ってきます。
こうしたことを意識することで、悩みが減らしたりストレスを軽減させたりしながら、よりポジティブな毎日に少しずつ変化させていくことができるでしょう。
まとめ
自分の生活や仕事、日々の選択の中に、自分ができる小さな選択や行動を増やしてていきましょう。
自分の機嫌が自分でとれている、主導権を発揮できている、自分の思い描く人生に近づけているということに繋がれば、充実感も得られるかもしれません。
こうしたことを意識していくことで、自分の気持ちも現実も確実に変わっていきます。
とはいっても、他人に対して傲慢に振る舞ったり我儘を言うことではありませんので、「自分でできること」に目を向け、前向きに行動する習慣を育てていきましょう。
ストレスを減らし、幸せを感じられる生活への第一歩となるためのきっかけになれば幸いです。