説明と説得の重要性

 
説得のコツは、相手が疲れるまで話すこと。
説得をしないと政治の意味はない。
 
「説明責任を果たす」と言うが、それで止まってはダメで、
「説得責任」を果たさなければならない。
その上で、将来市民の利益を考えていく。
 
だから、現在市民の声も聞きますが、
時間軸で見て、過去の市民の思い、将来の市民の受ける恩恵、
そういうものも含めて説明をする必要がある。
 
 
富山市長  森 雅志
 
 
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もう十数年前のこと。
出張で初めて富山に行った時に、地元の方々の町興しを熱望する思いと、
それにまつわる話や熱意に触れたことを最近ふと思い出し、
それとほぼ時を同じくして、富山の街づくりに関する動画を見る機会を偶然得て、
その中の「説明と説得の重要性」に対する考え方に興味を持ったこともあり、
ブログに起こしてみました。
 
 
動画では、富山市の街づくりとそれを取り巻く課題の解決のために、
トランジットモール計画を進めてく中での回顧として、市長本人が話をしています。
市民に対して説明・説得するのに、2時間の説明会を年120回行ったそうです。
 
この市長は2021年4月に、任期満了に伴い既に退任されているようですが、
説得にはやはり根気強さが必要と言うことがよく伝わる話でした。
 
●参考
・武田邦彦の「ホントの話。」第51回より
説明と説得の重要性の件については 41:42~
 
 
・トランジットモールとは
中心市街地や商店街などで自動車の通行を制限して路面電車を通し、
歩行者と公共交通機関を優先させる形態をとる歩車共存道路を言う。
公共交通機関は路面電車以外にも、バス、タクシーなども含む。
歩行空間(モール)として空間整備をするとともに、
モール内や、外部とモールを安全で快適に結ぶ移動手段として活用が可能。
 
●参考
・国土交通省 自動車交通安全情報
その他
 
 
この時以来現在まで、富山を訪れることはありませんでしたが、
よりよい街に発展していることを願っています。
人の往来が今まで通り気軽に活発にできる世の中に戻ったら、
今の富山を見に、遊びに行ってみようと思います。
 
 
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