スキマ時間を活用して行うとよい。
学習時間よりも学んだものをアウトプットする時間の割合の方が高いと、
なかなか学習時間そのものをまとめて確保することは難しい。
だから電車などの移動時間や待ち合わせまでの間などのスキマ時間に、
読書をするなどの学習時間(インプット)に使うと良い。
現代では、スキマ時間にスマホを見る人などよく見かけるが、
実は意外と「その情報を見ているようで見ていない」ということも多く、
もしそうであれば、本当に必要な情報を得るための時間にするのは難しいだろう。
スキマ時間を活用するには、情報を上手に選び取る判断が必要である。
例えば、ニュースを元に情報を得ようとする場合、
自分にとって必要なニュースは、テレビでなくネットで得た方がよいこともある。
これは、スマホを使ってニュースアプリやネット購読紙などを見るなどする方が、
テレビのニュースを見ているよりも、はるかに良いと言えるからだ。
なぜなら、リアルタイムでテレビのニュースを1時間見るという場合、
まずニュース番組が始まる時間に、そこに座って視聴していなければならず、
自分が見たいニュースが流れるまでの間は、他のニュースが済むまで待つ必要がある。
しかも放送コードに合わせて内容が薄まっていたり、表現が制限されていることもある。
同じ報道機関が情報元で、内容が同じであることを前提とするならば、
テレビとネットを比べたら、ネットの方が即時性が高い。
そして、自分が必要だと思ったニュースを、
ネットのニュース一覧から選びながら掘り下げていった方が速いのである。
自分に必要なニュースは、テレビ番組の放送時間全体のうち一体いくつあるか、
ということを考えただけでも、本来なら別の活動ができていたかもしれないし、
それが貴重なインプットの時間だとしたら尚更もったいない使い方なのである。
とは言うものの、テレビにもドキュメンタリー番組や深掘り番組、
自国や他国の文化を紹介する番組や、優れたドラマなど、
立派な映像作品とも言えるものも数多くある。
全てがダメかというとそんなこともないし、そういうことを言うつもりもない。
ただ、身になるものも多いからこそ、上手に選び取る力も必要になるのだ。
これと同様に、スマホを見るにしても、
なんとなく見ているのはやはり時間の無駄である。
しかし、積極的なインプットのために、ニュースを見たり検索をしたり、
自分で調べたりして、本来の自分がすべき活動に役立てていこうとするのであれば、
それは実りのある時間として着実に自分のためになっていくと言えるだろう。