スマホ依存を何とかしたい時にできること メモ

 
 スマホばかり使っていると、現代では「スマホ認知症」というリスクも出てくるそうだ。
 スマホを使い続けてしまうことによって物忘れやミスが増えて、認知症のような症状が出てしまう人が増えているというのだ。
 また、連続して長時間使い続けることで、うつ状態になってしまったり、幸福度が下がったり、依存症のようになって仕事や勉強が手につかなくなってしまうという大変な状況もあるということだ。
 
 つまり、スマホの使いすぎによって依存症になり、仕事や勉強に支障をきたし、認知機能の低下や気分の落ち込みという症状を引き起こしてしまう、ということになる。
 言うまでもなく、長時間のスマホ利用は健康やメンタルも含めて良くないのである。
 
 スマホの使い過ぎの人は、特に夜間や寝る直前に使ったりしていることが多いそうだ。
 夜間に使う場合、スマホから発せられるブルーライトによって、頭の中が昼と同じ状態になって眠りにつけなくなり、睡眠に影響が出るようになる。
 そして眠りの状態が悪くなれば、たとえ7時間布団に入っていても、健康だった時よりも眠れていないのと同じ状態になり、不安に過敏になったりうつの原因にもなる。
 
 
 
 スマホの使いすぎによって健康にダメージがあるのなら、無くした方が良い。
 或いは、自分はスマホ依存症なんじゃないかと持っているなら、自分の意志とか我慢というものを取り戻す必要がある。
 そして、社会生活に支障をきたしてしまっている状態を何とかする必要がある。
 
 ただ、自分で制限できているなら、すでに何とかできているはずである。
 このような困った状態に陥らないために、どのような対処法があるだろうか。
 
 
①強制的にやめる
 ・スマホでなくガラケーにする
  そもそもスマホでなければ、電話とメールくらいしか使わないだろう。
 
 ・ゲームアプリを削除する
  特に時間をかけているベスト3を削除するとよいだろう。
 
 ・SNSなどのインフルエンサーの情報ばかり追いかけない。
  自分の意見くらい自分で考えたり、探したり、調べたり、学んだり、主張できた方がよい。
  「〇〇さんが言ってたらか自分もそう思う」というのは分かるし、そういう時もある。
  しかしいつもそればかりなら、果たして自分の人生の主導権は誰が持っているのだろうか。
 
 
 
②充電器を持ち歩かない
 今持っているスマホが新しいものか使い込んだものかは置いておいて、外出から帰宅までの間にバッテリー切れしてしまうほど使わないようにするということだ。
 今の時代はスマホで多くのことができるが、例えば充電がなければ決済もできないし、交通機関に乗る時などにタッチもできなくなる。
 というように、経済活動や移動手段などに関わるようなことをメインに使うということを改めて考えるべきである。
 
 一旦外出したら家に帰るまで充電できないという制限をかければ、優先して使うべきアプリは何かという計画も立つし、それを使うための充電の残量も確認する。
 計画的にスマホを使うように自ら変えていけば、何時間でもゲームをやりっぱなしになったり、ニュースやSNSを見っぱなしになるという時間は減らすことができるだろう。
 
 また、その他に計画的に使うようにするために、使い放題のプランから変更するというのもよいだろう。
 使い放題だから使いすぎるのだし、通信量が制限されたプランにすれば、ボサッとしたまま使っていたら月の請求額が何万円もかかってしまうことになる。
 少しの工夫で対策はできるのである。
 
 
 
③使う時以外は電源を切っておく
 要は、スマホを使うにあたって、いちいちめんどくさくするのである。
 何か使う時にのみ電源を入れて、1分ぐらいかけて立ち上がるのを待って、指紋でもパスワードでも認証して入り、ホーム画面が立ち上がり切ってスムーズな動きになるまでまた1分ぐらい待って、それから使うようにする。
 そして使い終わったらまた電源を切るようにすれば、5分おきにスマホを見るとか、常に見っぱなしという状態は避けられる。
 
 さらに、使い終わったスマホをカバンの中にしまう。
 常に手に持っていたりポケットに入れているから、すぐ見てしまうのだ。
 あえて不便にする、手順をめんどくさくするというのが、依存状態から離れるきっかけにもつながるのだ。
 
 
 
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 一日に8時間でも10時間でもスマホをやっていたら、人生を棒に振りかねない。
 また、常にTwitterを見るために他人の投稿を四六時中フリックしているよりは、自分から情報発信する方が良い。
 自分の時間を自分のために使えないまま無為に過ごしてばかりいるなら、それは「たかがスマホでは済まされない」のである。
 
 基本的にはその人のスマホの使用時間によるので、その人なりに制限して使うのがよい。
 ちなみに筆者は、外出時にはとんどインターネットを使わないようにしているので、必要なアプリだけからしか通知を受け取らないようにしたり、自分から接続する時でも、電車などの交通機関の経路を調べる時に使うくらいだ。
 
 ただし例外はあって、例えば資格試験などのために暗記アプリを使う時は、たくさん使う。
 力ずくでも覚えなければならない必要があるものは、自分から見て最も有効と思える道具を使った方が良いし、現時点でそれはスマホのアプリにあるからだ。
 そのある時期での使用に限定して言えば、使って使ってひたすら使いまくる。
 
 
 
 何にしろ、便利なものほど多少の不便は感じても制限して使った方が、あらゆる物事を楽しむためにも有効利用するためにも、目的を忘れずに利用するためにも重要である。
 制限をかければ、その時間内に終わらせようとして集中力も出るし脳内物質も出るのだ。
 
 ただし、制限なくやり続けると依存症になりかねない。
 やり続けていないと楽しくないし、満たされないからだ。
 世の中が便利になるに越したことはないが、その中であっても「必要があれば自分でコントロールして制限をかけられる」というように自分が変わる方が、様々な物事を末長く楽しんでいくためのコツをつかめるようになるだろう。