悩みの原因の解消のためにできること メモ

 
 悩み事には、大きく分けると3つの原因に分けられると言われる。
 
①ネガティブな感情
 「辛い」とか「苦しい」と言った感情のこと。
 
 話を人に聞いてもらうなど、ガス抜きをするとスッキリすることが多いし、それだけでも精神的な負荷は軽減される。
 また、運動や筋トレ、何か没頭できることに集中できたりすると、その時だけでも忘れられるしリフレッシュもできる。
 
 単純な話、全力疾走したり筋トレで限界に近づいている時に、ネガティブなことは考えられないものである。
 何か没頭できる趣味などもよいが、他にもカラオケでも何でもストレス発散できることを持っておくとよいだろう。
 
 
 
②対処法が分からない
 「どうしよう」とか「どうしていいかわからない」という状態が続くこと。
 
 本などを読んで先例から学んだり、仕事であれば先輩や上司などに聞いたりするとよい。
 調べたり相談することで解決法が分かったり何かを閃いたりすることができるので、その度に現状よりも解消していく。
 
 知ってしまえば「何だそんなことか」と安心して、ほぼ解決することも多い。
 ただ、調べ過ぎていつしかネットサーフィンとなって、本来の目的を忘れて横道に逸れないことに注意が必要である。
 
 
 
③前に進めない
 物事が停滞したり、堂々巡りになったり、八方塞がりになってしまう状況のこと。
 
 ②で得た対処法を実行していくことで、確実に前に進めることができる。
 一発で解決することが難しくても、「〇〇をするとこうなる」とか、「わずかだが効果があった」などが把握できる。
 
 逸る気持ちも分かるが多少の長期戦は覚悟して、段取りを見直したり結果の記録をするなどの地道な対応も必要である。
 一方で、その辺りが抜け落ちているから予期せぬところでドツボにハマって、「悩み」を手に入れることにもなるのだ。
 
 
 
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 自分の悩みをよく観察してみてこの3つのどれかに当てはめられれば、悩みの解消に繋がっていくだろう。
 もし解消できないものがあれば、それはつまり対処法が何もない上に同じ状態が永久に続いていくということなので、普通に考えればそんなものはないと分かる。
 そう考えれば、少しは気持ちも楽になるだろう。
 
 世の中、何でも一発で解消できると確かに楽なのだろうが、実際にはそういうことは少ない。
 悩み事自体も単体でなく複雑に絡み合っていることもあるため、現状が何か一つ改善できれば「悩みが一つ減った」とか「悩みが軽減した」と考えて、少しでも前向きな気持ちでいられるように取り組む方が現実的だ。
 
 或いは、その悩みを一時的に脇に置いておくことができれば、それもありだろう。
 少し息抜きやリラックスをしたりして時間を空けて、頭も心も体もスッキリした状態に戻ってから取り組むと意外とすんなり解決できたり、悩み自体が気にならなくなっていることもある。
 一旦時間を空けるとか、一旦距離を置くというのも、効果的な方法と言える。
 
 また、誰かに話を聞いてもらったり相談するだけで楽になる、もしくはなったというのであれば、それは悩みの解消に向かっていると言える。
 話を聞いてもらったその相手には、感謝の言葉を忘れずに伝えておくことだ。
 
 結局のところ、よほどの例外でない限り解消できない悩みはないし、その悩み自体も自分自身で作り出してしまっていることがほとんどである。
 だから、一人で何もできず、頭の中で悩みや妄想を増幅させているだけの状態になってしまった時は、まずは上の3つのどれに当てはまるかを見てみて、それに見合った対策を実行してみるのが良いだろう。