より良い休憩、休息の仕方 メモ

 
 より良い休憩、休息を取るために、例えば以下のようにしてみるとよい。
 
  ・スマホを触らない
  ・パソコンやタブレットなどの機器も触らない
  ・ぼーっとしてみる
  ・目を閉じて視覚情報を遮断してみる
  ・公園などを少し散歩してみる
  ・他人とおしゃべりしたり雑談をするなど、のんびりと過ごしてみる
  ・一日に何度も「もうひと頑張り」をしない
  ・「疲れた」と感じる前に休憩を入れる
 
 
 
 休憩、休息をしている時は、できればスマホを触らないのがよい。
 多くの人は休憩中にソーシャルゲームをしたり、LINEなどの連絡ツールを使ったり、SNSなどを見ていたりするだろうが、それは脳にとっては良くないと言われている。
 なぜなら、人間の脳は情報の処理に8割から9割費やされているため、休んでいる時間にスマホを使っていると、脳は実際には休んでいないことになるのだ。
 
 また、今の世の中では仕事でも学校でもパソコンやタブレットを使うことがほぼ当たり前となっているので、目を酷使した上で視覚情報の処理をしているということがほとんどである。
 目を休めるということは脳を休めるということに繋がるが、それなのに休憩時間まで目と脳を使っていたら、休憩時間が終わった後の方がさらに脳が疲れているという状態になってしまう。
 こうしたことが、スマホを休憩時間に使っている人たちの脳には起きているのだ。
 
 本来ならば、休憩をとった後は、「その後の仕事や勉強などを効率よくこなしていくぞ」という気持ちになれるのが普通なのだが、それがほぼ真逆になってしまっている。
 休憩を入れたり休息を取る時は、ぼーっとしている時間や、目を閉じて視覚情報を遮断している時間や、機器などを使わず他人とおしゃべりしたり雑談をするような、のんびりとした時間の使い方をするのがよいのだ。
 
 
 
 と言ってもスマホがやめられないという人は、もし仕事や日常生活に支障をきたすほどスマホが止められないのであれば、依存症を気にしてみてもよいのかもしれない。
 仕事や勉強や目の前の人と話している最中などに、LINEを見るだとか、SNSのタイムラインを確認するだとか、ゲームの今日のログインボーナスをもらうだとかしていると、普通なら「アンタ、大丈夫かよ」と思ってしまうだろうし、思われてしまうだろう。
 それは依存症の水準なのではないかと思われるので、もしまだ自分の力で何とかできそうなら、早いうちに対策を練った方が良い。
 
 そのためには、心苦しいがそのアカウントは削除すべきだろう。
 「ちょっと減らす」は恐らく無理だろうから(できるならその方が良いだろうが)、今のまま行くか、止めるかしかないのではないだろうか。
 ただ、もしこの投稿を読んで思い立って実行して何かあっても何も責任を取れないので、そのせいで苦情は言わないでいただきたい。
 
 自分の意思でコントロールすることができないレベルになってしまうと、素人目に見ても限りなく依存症に近い状態になのではと思うので、それなら一切やらない方がいいだろう。
 少し勇気がいるかもしれないが、やはり断ち切る方が良い。
 
 もしゲームであれば、ゲーム依存症というのは既に存在しているので、たとえ最高レベルになっていたとしても、最強パーティーを組んでいたとしても、図鑑をコンプリートしていたとしても、削除。
 もう一度レベル1の状態でストーリーの最初から進めていくという気力は起きないはずである。
 これからは現実世界のレベルを上げていく方が、きっと楽しいことがたくさんあるはずだ。
 
 LINEなどの連絡ツールは、仕事や学校などで連絡網の様に使われてしまうと、実際はアカウント削除はなかなかできないだろう。
 そうなると仕方がないので、仕事中や勉強中や他人と話している最中くらいは電源を切るなどしておくとよいだろう。
 いずれにしても、スマホをはじめとした機器から離れられなくなっている時間を何とかして無くし、自分の頭や心や体を休める時間を確保する必要がある。
 
 
 
 スマホの依存症以外にもう一つ考えられるのは、脳疲労が起きていないかどうかである。
 脳が疲労していても、自分でそれを分かることは難しい。
 そもそも、自分が脳疲労であることを自分自身で判断して休むことができれば、メンタル疾患やうつ病というものにかかる人はかなり少なくなるはずである。
 
 脳疲労の特徴は、疲労している状態が自分で分からないことなのだ。
 脳疲労が起きていると疑われる時は、次のようなことがある。
 
  ・注意力や集中力が低下するのでミスが多くなる
  ・物忘れの症状のように漏れ、抜け、忘れ物、置き忘れが多くなる
 
 それが進んでくると、
 
  ・何もやる気がなくなる
  ・今まで好きだった趣味の活動などが活発でなくなる
  ・人と会いたくなくなる
  ・言葉や声や雰囲気に覇気がなくなる
  ・目や視線に力がなくなる
  ・そもそも元気がなくなる
 
となってしまいやすい。
 一般人として言えることがあるとしたら、「そうなる前に休むべき」か、「今日は早く家に帰ってたくさん寝ろ」だ。
 
 「ミスが多い」とか「忘れ物が多い」という状態の時になら、本人でも第三者からでも、視覚的にでも物理的にでも分かりやすいだろうから、その時点で気にしてみるべきだ。
 元々しっかりしている人なのにそのようなことが起きているというなら、傍目から見ても「かなりお疲れの状態」と言って差し支えはないだろう。
 
 普段まじめに一生懸命やっているのだから、「もうひと頑張り」なんて一日に何度もするものではないのだ。
 そして、「疲れた」と感じる前に、早めに休息を入れる方が良いのだ。