毎日を楽しく生きるには、様々言われていることの中には、「自分のやりたいことをハッキリさせる」とか、「そのハッキリさせた活動を通して、少しでも手応えを感じている実感があること」とか、「良好な人間関係に囲まれて過ごす」などということをよく聞くかと思います。
人生の中で人間が生きられる日数などだいたい知れたものですし、そこを頑張ったからといって自分だけが何百年も生きられるものでもありません。
だから、その中で毎日同じような事ばかり繰り返してい過ごすよりも、少しでも新しいことを経験したり発見したりすることの方が、より楽しくより幸せに過ごせる可能性も上がるでしょう。
さらに、「良い」と言われることはやってみておいて大きな損はないことです。
今やっている活動に新しい習慣を加えることも良いですし、不要なこと、やらない方が良いことにも注意を向けてみると良いでしょう。
今回はその中でも日常的に取り組めそうなことを紹介します。
- ①未完了のことを減らす
- ②平日の楽しみを持つ
- ③ダラダラする時間を減らす
- ④毎日同じ繰り返しをしない
- ➄楽しいことを自分から探す
- ⑥恐れずチャレンジする
- ⑦フットワークを軽くする
- ⑧できるだけネガティブなことをやらない、言わない
- ⑨それが「当たり前」になっていることに感謝する
- ⑩睡眠時間をよくとる
①未完了のことを減らす
やり残したこと、先延ばしにしていることなどをそのままにしておくと、頭の回転が鈍くなり、ストレスを感じやすくなります。
自分が特に意識をしなくても先延ばしにしていることは頭の中に残るので、普段から余計なことを考え続けているかたちになってしまい、脳も疲れやすくなり集中力もなくなってきます。
ですから、やるべきことは頭の中だけに留めておかず、まずはToDoリストなどを使って書き出しておくことです。
完了させた項目を一つ消す度に「脳の負担が一つ減った」と考えると、取り組みやすくもなるし達成感も得られるし、消していくほど気持ちも楽になってくるでしょう。
②平日の楽しみを持つ
人は楽しいことをしていると、脳の中ではドーパミンが分泌されると言われています。
また、少し先の未来に楽しみがあると、幸せややる気を感じやすくなるとも言われています。
ただ、「楽しみは休日に」と決め打ちしてしまうと、かえって休日が来るまでの周期を長く感じやすくなるため、ストレスが溜まりやすくもなってしまいます。
ですから、それよりも短くなるように設定すると良いでしょう。
例えば、仕事の後の一杯、仕事の後のジムなど、一日の予定が終わった後の楽しみを事前に決めておく。
そうすると、その日一日の中でもドーパミンが分泌しやすくなると言われるので、自分でできる範囲の中からでよいので、積極的に設定していくと良いでしょう。
毎日同じ楽しみにするのでなく、複数あると良いです。
③ダラダラする時間を減らす
何事もダラダラやっているとやる気はなくなるし、また、やる気そのものが出てこないものです。
仕事でも趣味でも、本気で熱中するから面白くなるのであり、決して面白いから本気になれるというものでもないのです。
本気でやるから面白くなるし、だからこそ継続したり上達したりします。
そこから、頼りにされたり必要とされたりするようになり、その結果さらに楽しくなっていく。
このサイクルを回した人だけが「そこに到達した楽しさ」が分かったり味わえたりするようになるし、だからこそ毎日にもハリが出るというものなのです。
④毎日同じ繰り返しをしない
毎日同じことをすることに慣れ切らずに、少しずつでも何かを変えてみると良いでしょう。
つまり、マンネリ化をしないということです。
自分から意識して、やったことのないことをやってみることが大切なのです。
例えば、以下はその一例です。
・帰りに一駅ぶん歩いてみる
・いつもソースをかけていたものを今日は塩にしてみる
・こちらから話しかけたことのない人に話しかけてみる
・いつもと違うボールペンを買って使ってみる
このように、たとえ小さなことでもいつもと違うことを取り入れてみることで、脳も刺激され、生活の感じ方も変わり、気持ちも前向きになったり、自信が高まったり、リラックスできたりするきっかけになるのです。
毎日同じことの繰り返しでウンザリするよりも、何かをほんの少し変えるだけならほとんどお金もかからないし、それで楽しみが見いだせれば安いものです。
➄楽しいことを自分から探す
小さなことでも何でも良いから、一日一回「楽しいこと」や「これをやったら楽しいかも」と思えることをすることを課すと良いです。
例えば、
・好きなもの、美味しいものを食べる
・家に帰ったら好きなドラマや映画を一本見る
・気に入った入浴剤で入浴してリラックスする、など。
その日にどんなに嫌なことや辛いことがあろうと、最後に楽しい気持ちで一日を終えられたのなら、その日は幸せな一日だったとも言うことができます。
そのようにして少しずつ、一日を幸せな時間に切り替えたり、幸せな時間の割合を増やしていくという練習をしていくのが良いでしょう。
世の中、楽しい話やイイ話が向こうからやってくることはほぼありません。
自分から面白そうな所に出向いていかないと、面白いことなどそうそうありません。
だからこそ、「自分で前向きになれることを探したり作ったりして挑戦する」ということが大事なのです。
⑥恐れずチャレンジする
未知の世界や、会ったこともない人、行ったことのない場所、自分が体験したことがない場所にこそ、楽しいことや面白いことが存在すると言っても過言ではありません。
まずは、「いつもの生活」という快適な領域から一歩外に踏み出さないといけません。
日々の生活の中に自分の楽しみがある人ならば良いのですが、もしそこにないのであれば、自分から外に行くしかないでしょう。
人によってはそれは冒険であり、多少の恐怖や不安がつきまとうことになりますが、それこそがチャレンジなのです。
⑦フットワークを軽くする
「何でも全て」というわけではありませんが、経験したことがないこと、始めてやることに出会ったら、「やったことがないからやってみよう」と、軽い気持ちを持って取り組んでみることです。
いつもと違うと思ったことや、人から誘われたことには積極的に参加してみると良いでしょう。
そういう行動があるから「楽しいことが見つかる」という機会にも繋がるし、「やっぱりつまらなかった」、「この部分は興味を持てた」ということも実体験を通して分かるのです。
⑧できるだけネガティブなことをやらない、言わない
ネガティブなこと思い出す人は、普段からネガティブなことに着目しやすいと言えます。
なぜなら、失敗しても「まあいいや、次に行こう!」と切り替えられる人は、過去の経験をそれほど長く引きずることはまずないからです。
ネガティブな面を掘り下げてしまう人ほど、ポジティブな面にももっと注目した方が良いでしょう。
例えば、今日あった「良かったこと」を思い出して日記をつけることでも良いから、一つずつでもネガティブなアウトプットをのタイミングを減らす、意識してやめるなどして、ポジティブなアウトプットの方がネガティブを上回るようにしていくと良いです。
⑨それが「当たり前」になっていることに感謝する
いつも当たり前になっていることに「ありがたい」と感じるだけで、今まで普通に見てきたものに対して少し違う捉え方ができるようになっていきます。
例えば、以下はその一例です。
・三食食べられて当たり前
・家事全般をやってもらって当たり前
・時間通りに電車が来て当たり前
・普段通りに接してくれて当たり前
自分が何かを成し遂げたいと思って一生懸命活動していると、意外と視野が狭くなっていることに気づかなくなっているものです。
当たり前のことに慣れてしまって何にも気づかないでいると、「それ」があることにも気付けず、感謝もできません。
そして、いつもと変わらない日常の繰り返しで、知らず知らずのうちにストレスや不平不満を溜めていってしまうのです。
ですから、上記の一例で挙げたようなことについて、時には「当たり前」と考えていた部分を「ありがたい」という言葉に換えて捉えてみることも、自分や周りのことを改めて見つめ直してみる意味でも良い事なのかもしれません。
「三食食べられてありがたい、家事全般をやってもらってありがたい」と考えて見るだけでも、発想も視点も今までのものとは変わってくるはずです。
何事も、「どこかで、誰かが、何かをやってくれているから、存在している。」のであって、そういった部分を自分から感じ取ろうとしてみるからこそ、やる気が湧いてきたり、些細なことでも喜ばしく思えたりして、人生に楽しみを見出したり生き生きとした気持ちで生活が送れるようになっていくものなのです。
⑩睡眠時間をよくとる
睡眠時間は最低でも7時間以上とると良いと言われています。
また、6時間以下の睡眠で2週間以上活動していると、頭の働きも体の働きも、ずっと徹夜をして活動しているのとほぼ変わらない状態になってしまうとも言われています。
そうなると、普段からなかなか集中することもままならないし、些細なことでミスを連発したりして、精神的に不安定になって不安になったりイライラしやすくなることでしょう。
自律神経が乱れたり、メンタル疾患のリスクが高まってしまう前に、睡眠時間をよく取っておくに越したことはありません。
「普段の生活をするので精一杯」という状態に陥ってしまうと、様々な部分で悪影響が出てきてしまいます。
そのような状態だと、「人生を楽しく生きよう!」などという考え方などとは程遠いものになります。
人生にとって大切なことは「十分な睡眠時間をよくとること」と言っても過言ではありません。
忙しい毎日であってもせめて就寝時間と起床時間は決めておき、夜の時間をダラダラと無為に過ごしてしまうことは避けた方がよいでしょう。