人に好かれるということは素晴らしいことである。
職場など、どこかに所属している集団で信頼されるということもまた素晴らしいことだろう。
プライベートにおいても、家族、友人 、恋人など身近な人たちから好かれるのも大切なことである。
人から好かれると毎日が楽しく、人生もうまくいくものだ。
協力者が一人いるだけで成果がが大きなものとなったり、寄り添ってくれる人が一人いるだけで愛情や幸福が満ちてくる。
人生を楽しく幸せに生きるためには、人から好かれるということが大切である。
①笑顔で元気に挨拶をする（第一印象を良くする）
人間が他人に対して持つ感情は、その8割が第一印象で決まると言われているそうだ。
だから、人と上手くいくためにはまずは第一印象を良くしておくに越したことはない。
もし第一印象が悪かった場合、それを挽回するだけでかなりの時間と労力がかかってしまうからだ。
「この人、感じ悪いな。」と思われてしまうと、そこから挽回するのはそう簡単ではない。
ならば、例えば「この人、何だか爽やかで感じがイイ。」と思わせることができれば、かなり得ができるのだ。
そのためには、非言語的コミュニケーション（ノンバーバルコミュニケーション）を大切にしておくと良い。
例えば、表情、声のトーンや大きさ、姿勢、服装などである。
全体的な雰囲気から視覚的な要素や聴覚的な要素なども含めて、ポジティブに見せる必要がある。
その中でも一番分かりやすくて伝わりやすくて実行しやすいのが「笑顔」だ。
常時とびっきりで100%の笑顔でいる必要はないが、初対面で無愛想だったり仏頂面だったりすると「何だコイツ」と思われて、嫌われてしまう可能性もある。
当然仲良くなろうとも思われないだろうし、これがビジネスの出会った一発目の場などであれば、不信感や違和感というものを持たれた時点でかなりのマイナスになるのだ。
もう一点は「挨拶」である。
「ただ挨拶をする」というのは当たり前のことなので、「元気よく爽やかに清々しく挨拶をする」ことを心掛けると良いだろう。
それだけで良い印象を与えられる上に、性格などを変える必要もないので、普段から笑顔のトレーニングと共に意識をしておくと良いだろう。
②ポジティブな言葉遣いを多くする
ポジティブな言葉を多く使う人と話していると、一緒にいる人もポジティブな気持ちになるものである。
逆もまた同じことだし、悪口の多い人と話すと嫌な気持ちになるものだ。
ポジティブな言葉を多く使う人は周りから人気があるように、多くの人は楽しい時間を過ごしたいと思うのが普通だ。
当然、話す相手の人から「いつ自分が悪口を言われるか分からない」というような状況に身を置きたくはないのだ。
ネガティブな言葉や悪口が多い人というのは百害あって一利なしである。
他の人と話すときは、ポジティブな言葉が多いのか、ネガティブな言葉が多いのかに注意しておいた方が良いだろう。
また、心理学では、ネガティブな言葉を一つ使うとしたら、ポジティブな言葉はその三倍以上使うようにすると、相手に対して良い印象を与えられると言われている。
ポジティブな言葉、例えば相手の良い点、長所、伸びている点などを指摘してあげれば、嫌な気持ちになる人はまずいないだろう。
他の人に対してポジティブな言葉を一つでも多く投げかけていけば、ポジティブな感情が返ってくる確率も高くなるし、つまりはそれが人から好かれるということに繋がるのである。
③親切と感謝をする
人から好かれる人は、他人に対する親切な感情、ギブアンドテイクで言うところの「ギブ」の感情が多いそうだ。
人に何かをやってあげたり、応援する姿勢が多く、人から何かをしてもらった時には言葉でも態度でも感謝を表現できる。
親切と感謝のサイクルが上手に回っている人は他人から魅力的に見えるし、他人から好かれるものなのだ。
その人と付き合って良いことばかりだったら、嫌う理由がないからだ。
例えば「ありがとう」という感謝の言葉を増やすだけなので、それくらいなら誰でも難しくなく できるはずだ。
人から好かれるためには、自分からポジティブに動いていく必要がある。
黙って座ったまま大人気になる人はいないのだ。
だから、自分からポジティブな言葉を出したり、ポジティブな親切をしていくことが大切なのである。
・人から好かれる行動や言葉を増やす
・人から嫌われる行動や言葉を減らす
この両方が関係しており、自分はどちらに当てはまっているのか、今はどちらの行動や言動が必要なのか、ということを改めて考えながら、ネガティブな言葉や悪口を減らし、機会があれば他人への親切を増やしていくようにしていくと、間違いなく今よりは好かれるようになるだろう。
「親切と感謝は人間関係の潤滑油」と言えるので、人間関係が上手くいかない時や、「何だか他人から好かれていないなぁ」と思った時は、上記の三つについて振り返ってみると参考になるだろう。
