優柔不断を改善するためにできること メモ


 「AかBかで選ぶ時、どっちにしていいかわからない状態」というのは「どちらでもよい」ということなので、優柔不断であることは時間の無駄と言える一面もあります。
 優柔不断に悩むのであれば、「先に決断のルールを決めておく」ようにすると悩みにくくなります。

 

①「最初に思いついた方を選ぶ」というルールにしておく
 例えば、昼食でメニューを見て「そばを食べたい、でもうどんも美味しそうだ」と悩んでしまったら、そばを食べるということです。
 それでも決められなかったら、次のようにルールを決めておくと良いでしょう。

 ・ランチメニューの上の方に書いてあるものから選ぶ
 ・お店のおすすめメニューから選ぶ
 ・日替わりランチから選ぶ

 AかBかで迷っていて「Aの方が良い」と思うのならAに決めれば良い、というだけの話であって、それを決められないというのなら「どちらでも良い」ということなのです。
 であれば、最初に思いついた方で決めて、迷ったうどんは明日の楽しみにして、「どのメニューにしようか、トッピングはどうしようか」と想像を巡らせた方が、

 

②「後で修正してよい」というルールにしておく
 二者択一で物事を考える癖がついていると優柔不断になりやすいのかもしれませんが、何かを決めた後でも撤回したり修正することはできるのです。
 それが「人生を左右するほどの選択」や「先々を見据えないと影響が大きいこと」ならば、取り返しがつかない事態も起こり得るので慎重に考えて決断すべきことなのでしょうが、日々の生活で迷う程度の決断ならばどちらでも良いというレベルでしょう。

 物事を決断するまでに時間がかかってしまうと、決断の最初のタイミングよりも状況が悪化してしまうということが多いのです。
 そう考えれば「迷う」とか「決めない」ということは「状況を悪化させる要因となる」ので、AでもBでもどちらでも良いので早く決めてしまった方が良いわけです。
 そして、「失敗したな」と思ったら後から変えれば良いのです。

 先の例で言えば、そばを注文して失敗したと思ったら翌日にうどんを頼めば良いのです。
 決断を間違えたと思ったらいくらでも修正したりやり直したりすれば良いのです。
 もっと言えば、目の前の選択や決断も重要なのですが、それ以上にフィードバックして修正改善していくということも重要なのです。

 結局、決断に迷って何もしないまま1か月間とか放置して、取り返しのつかないほど大変なことになってしまうのであれば、最初に思いついた方でさっさと決めて、何か問題があればさっさと修正した方が良いのです。
 重要なことを決めるのは確かに大変ですが、「普段から早く決める、早く修正する、という練習をしておく」と考えると、少し気持ちを楽にして取り組むこともできるでしょう。