疲労回復の鍵となること


①睡眠時間の確保
 7時間以上、できれば8時間は確保するとよいです。
 睡眠中には成長ホルモンが分泌され、この成長ホルモンは疲労回復ホルモンと言われており、その分泌は22時~深夜2時頃に行われると言われています。

 また、睡眠時間が不足していると免疫力も下がり、風邪や病気にかかりやすくなります。
 普段の活力にも影響を与え、日常や仕事でもミスが増えたりします。
 6時間以下の睡眠が一週間程度続くと、徹夜明けの時と同じ脳の状態になると言われます。

 

②入浴
 入浴内容や時間の程度にもよりますが、血行も促進され、体も心もリラックスすることに繋がります。
 交代入浴(暖かい→冷たいを繰り返す)のも、疲労物質を押し流す効果があると言われています。

 また、入浴後90分くらい経つと気化熱によって体の深部体温が1度程度下がり、深い睡眠に入りやすくなります。
 深い睡眠に入ることができれば、①の成長ホルモンも出やすくなります。

 

③運動
 運動をすると成長ホルモンがより分泌されると言われています。
 30分程度の有酸素運動や筋トレでも分泌されます。

 例えば、デスクワークによる肩や腰の部分的な筋肉疲れなどが出た時に適度に運動をしてほぐすことはアクティブレストと言われています。
 疲労の状態と運動の内容や負荷の程度にも因りますが、疲れている時であっても運動をすることで、その運動で出た成長ホルモンの影響によって、その後ただ睡眠だけをとるよりも疲労回復の促進に繋がります。