①プロに教わる場合は 「自分なりの努力」は一旦置いておく
もしその道のプロに指導してもらったり質問に答えてもらったのであれば、その人の言った通りにそのまま行うことです。
既に成功できたやり方を教わるわけですから目標達成は当たり前で、しない方が難しいです。
ですから、余計なことを考えずにさっさとやらないと、その雑念が成長を止めてしまうことになります。
もうお分かりだと思いますが、あなたの「自分なりの努力」が的を得ていないということなのです。
その道のプロに教わるのであれば、自分なりの努力をするのは今問題になっていることが解決した後とか、うまくいかない原因が分かったり物事の本質が見えたりして自分の力で成功を再現できるようになった後、その次のステップの話なのです。
人は頭で理解し、心が動いた時に、行動が変わるものです。
人から教わるにしても、その時に自分の状態が整っていなければ、どんなにテクニックを学んでも伝わらないのです。
せっかくプロに教わるのであれば、次の点に気を付けてみるとよいでしょう。
(1) 自分の状態作りを学ぶこと。
(2) 自分の状態を変えること(相手や周りを変えるのではない)。
(3) 自分の状態の変え方、実際にどのように変わっていくかの変わり方を学ぶこと。
(3) 素直でいること
一生懸命努力した人が必ず報われるかと言うと、そうでないこともあります。
世の中は賢い人が報われるのです。
誠実に真面目に努力することは非常に大事な道徳であり美しいことではありますが、一生懸命努力したり自分なりに努力を重ねることは誰でも当たり前のことですから、どうせ努力をするなら結果を得られる努力の方が良いです。
ましてプロから教わるのであれば、教わったことをそのままやれる素直さがなければ話にならないのです。
②うまくいっている人を真似る
多くの人は、努力をすればうまくいくと思っていることでしょう。
しかし、的外れな努力をすると、努力している割に伸びません。
下手なやり方をしてたら、何時間やっても成果は上がらないのです。
①と近いですが、自分がうまくいかないと思った時には、プロでなくたって他でうまくやっている人を参考にするのがよいです。
仕事であれ何かの練習であれ、その人が「どんなやり方をしているのか」をよく見て真似したり、場合によっては教えてもらった方がよいです。
自己流で努力してうまくいっていないのなら、この後もいくら自分なりに努力を重ねても、残念ながら良い結果はほぼ出ることはないでしょう。
③「分からなくても何か努力をしよう」として手を止めない
極論ですが、何もしないよりは何かした方が良いです。
まだ経験が浅いとか、何も知らないとか、分からないことが多かったりしても、そのレベルなりに何かしようとした方がよいです。
例えば、あなたが指導者で「あなたに一人だけ生徒を任せる」と言われたとします。
その時に、「ものすごく勉強しているのに成績が上がらない人」と、「ぜんぜん勉強する気がなくて成績が上がらない人」のどちらを受け持つかと聞かれたら、間違いなく前者を選ぶのが正解でしょう。
なぜなら、既に努力をする才能が備わっているのでやり方さえ変えれば絶対に伸びるからであり、そもそも努力をする気のない人は努力や指導以前の問題がでてくるなどして、なかなか難しいのです。
ですから、今の時点で何をしたらよいか分からなくても「何とかしなきゃ」と思って動いてみることができる人は、むしろ努力したことをモノにしやすい人である可能性もあるため、やったことを記録しながら手を動かし続けることをお勧めします。
こういうタイプの人は努力ができる才能の芽を持っているので、大切に、そして、見当違いの努力をしないよう、適切に育てた方がよいでしょう。
④自分でちょっと下調べをしてから動く
努力するにも「やり方が悪い」ということがあります。
それなのに、多くの人は「自分には才能がない」とか「自分はなんて頭が悪いんだ」とか言って、自身の生まれつきの才能や素質のせいにしています。
しかし、経験則ではありますが、その人の才能や地頭の良さや、性格や内に秘めているものが原因なのではなく、90%以上の確率で「やり方」が悪いのです。
実際のところ、ただ努力がまだ実っていないだけであって、誰もあなたの性格や人格や内面を攻撃しているわけではないのですから、「やり方」を知ったりに気づいたりして、今までやっていたやり方を潔く変えて取り組み、一先ずは「できた」という状態を経験してしまう方が、事実としても成果としても精神衛生上としても得です。
そのことを知るだけで恐らく人生は今までとは大きく変わってくるはずですので、そこを信じてやって欲しいと思います。
実際、色々とやってみないと人生は変わらないものですし、「悩むより動け」ということもよく言われたりしています。
しかしその前に、「やり方」とか「動き方」というものがそもそもあるのだから、自分で調べたり、知ってそうな人に聞くなりすることです。
何にも知らないまま、何も調べないまま、誰にも聞かないまま、何も計画しないまま実践に移してしまうから、ぶつからなくてもよい壁にぶつかるのです。
ですから、悩むより動くという前に、「ちょっと調べてからやる」ということが大切ですし、手軽にできます。