結果を出す人の特徴


1. 早い(タイミング)し、速い(スピード)

①即断即決
 思い立ったらできるだけすぐに行動に移してみることが大切です。
 様子をみる、一旦保留という選択の癖がつくと、何事も前に進みません。

 また、今の自分にできることは、今の自分のレベルのものですから、長々と悩んだところでどうせ出てくる結論なんて知れたものです。
 しかし、やらないことには終わりませんから、すぐに決められることはできるだけすぐに決めて行動に移し、さっさと済ませた方がよいのです。


②レスポンスが早い
 忙しい人ほど何をするにも効率良くやりますし、特に意識しなくても自然にできる(やれている)ものです。
 例えば、職場などで勝手を分かっている人から「この仕事を引き受けられる人いますか?」とメッセージが来たら、さっさと「やります」とだけ返事をすることです。
 丁寧な文章を心掛けたのに周りに先を越されてしまうのでしたら、ただの損な上、要領の悪いバカ真面目と認識されてしまいかねません。

 こういう時は、相手も勝手を知っているのですからメインの返事だけサッとして、「やってみたかったので色々省略してすみません」と後からフォローする文章や詳細の確認の文章を送るのでも良いのです。
 レスポンスを早くすることで失敗することもあるかもしれませんが、それ以上に勘所もつかめますし、経験値も増えます。
 しかも、相手に「この人はこまめに連絡ができる人だ」という印象を与える機会にもなりますし、たとえ転んでもさっさと立ち上がる練習にもなるのです。


③生活のテンポを速めている
 結果を出す人は、頭の回転が速いだけでなく、行動もそれに見合うぐらい速い、ということです。
 何かで成功したいのであれば、生活の全てのテンポを速めてみるとよいでしょう。

 いつもやっていることをちょっと速くやるだけですから、すんなりできるかと思います。
 心配なら、いきなり今までの2倍3倍とせずに、1.1倍からやってみればよいのです。
 ちょっと速くやるだけなのに、不思議と気分も少し上がりますのでおすすめです。

 また、特定の決まり切った作業に制限時間を設定したり、タイムアタックをしてみるのもアリです。
 いつも自分のしていることが効率化できたり、だらけたり迷ったりする時間を減らせるようになったり、楽しみの一つになったりすれば、それだけでも十分結果が出ていると言えます。
 こうした小さなことを、仕事や収入を得る行動に当てはめていってみるのです。

 

 

2. 目的、方向性、目標の作成力と達成力がある

①望む結果が何なのか、はっきりしている
 例えば一単語とか、文章にするにしても短くて力強い言葉で明確になっていると良いかと思います。
 理想とする状態、規模、期間、イメージなどがどのようなものなのかも、計算したり描いたりできると良いかと思います。
 要は、目的地までの道のりを逆算しやすくできるということです。


②結果を作るための選択ができる
 結果に必要のないことはしない、ということです。
 結果に辿り着くまでの最短距離を進むために、優先順位をつけることが身に付いているとよいでしょう。
 また、「つまらない繰り返し作業であってもそれを楽しめるように仕組みを作れる」という力も、結果に繋げるためには有力な支えとなります。


③継続力がある
 適切な努力を適切に積み重ねていかれる力のことです。
 また、うまくいく人の多くは、そもそも努力を努力と思っていないことが多いです。

 何をするにもそうですが、「なんとなく」だけでやったり長い区間だけで物事を考えていると、その道のりはかなり苦しいものになりますし、うまくいかないことに悩む時間も増えます。
 これを、目的意識をもって向き合ったり、短い区間で考えて目標を立てたり順番を決めて一つ一つこなしていくことで、確実に一歩ずつ結果に向けて進むことになるのです。

 

 

3. 学習力、応用力、適応力がある

①自発性が高い
 自分で調べたり、自分から学んでいくスタイルができているということです。
 また、新しく覚えたり教えてもらったりしたことを実際に試してみることです。

 結果を出せる人は、反復回数やその期間も周囲の平均より高いものですし、実際に少しだけでもやってみないと肌感覚をつかめません。
 いつも結果が出ない人は、今しても仕方のない妄想や机上の空論ばかりして、実際に手を動かすことはほぼありません。


②徹底的にメンターの真似をする
 そもそも自分に何かを教えてくれる人は、それなりの結果を出しているから教える側になれた人ですから、それが自分の理想の形で上手くいっている人なら、言われた通りに全部やることです。
 また、一旦結果が出るまでは、勝手に自分なりのアレンジをしないことです。

 よく、途中で「これならこうした方が」とやり方を勝手に変えたり、「これならテレビでやってた」と人の話を聞かなくなる人は大抵失敗し、さらに他人のせいにします。
 結果が伴わないのは自分なりのやり方に勝手に変えたことが原因であり、結果が出る人はまず「言われた通り(書いてある通り)にやる」ことが当たり前ですし、知識のつまみ食いだけをすることは失敗のもとになるとを知っているのです。


③自分と相手の可能性を100%信じる力がある
 結果を出せる人は、過去と他人は変えられないことを分かっています。
 相手を無理やりコントロールしていこうとするよりも、結果に向けてどうアプローチしていくかを共有する方がうまくいく可能性も高いのです。
 だから無理やり相手を変えようとすることもありませんし、強制や強要をしないから、何もしなくても相手の方から自然と変わっていくのです。

 

 

4. 自己認識力・自己像(セルフイメージ)が高い、自信がある

 結果を出せる人は自分の感情のうちコントロールできる割合が高いです。
 出さなくてもよいのに我を出し過ぎると、周囲からの協力も得づらくなります。
 大抵は、普段やここ一番の時や辛い時に自分がどういう感情の状態でいれば良いかをよく分かっていますし、そうなるように努めるのです。

 

①強気
 起こるかどうかわからないことに対して不安になったりしません。
 また、準備を重ねてきたのにいざという時に尻込みすることほど馬鹿馬鹿しいことはありません。
 まして、誰かの許可がないからと消極的になったりなどしません。


②冷静
 結果を出す人は、自分のことや今取り組んでいることを俯瞰してよく観察する機会が多いものです。
 そのため、少し先のことも想像できますから、冷静に対処できることも増えます。
 また、程よい緊張感を持って集中できるようになる分、他の場面で適切にリラックスしたり、肩の力を抜いたりすることもできます。
 

③楽しむ、ワクワク度合いを上げる
 ワクワクが未来に対する期待と不安の入り混じった感情として、ウキウキを今の感情と捉えるなら、結果を出せる人は物事を前向きにとらえる傾向が高いと言えるでしょう。
 また、身の回りに起きることは「気の持ちよう」で受け止め方も随分変わってきますから、何でもかんでも不安と心配で気持ちを一杯にしているよりは、これから起こる未来にワクワクできた方がよいです。
 「これをクリア出来たら自分はこんな経験ができて、この分だけ成長できて未来が開ける」などがイメージできれば、今までよりも少しは前向きに取り組めることも増えるのではないでしょうか。