仕事をするのであれば、どうせなら楽しんでやって成果も出た方がよいです。
例えば次の三つの考え方のように自分なりに目的意識を持ってやってみると、仕事に向き合う姿勢も少しずつ変わってくるものです。
①やり方を工夫したり、効率化していく
②ミスが少なくなるように、手順やQ&A集などを作って活用する
③書類の見やすさやデザインなどの個性を作っていく
まず、自分で自発性を持って、仕事を少しでもコントロールしている感覚を増やすことが大切です。
ただし、「正しく、速く、シンプルに」という土台があってのことです。
③で個性を出すというのは、正確に手際よく仕事をこなせることが前提です。
その信頼が蓄積された上で主となる業務に補足してデータやグラフを加えるなどの工夫を重ねていくことで、「この人が作った」と分かる見た目や構成やデザインという要素が活きてくるものであり、誰が作ったか一目で分かるようになるのも洗練されていないといけませんから、それ相応の積み重ねが必要です。
また、個性を出すというのは、「目的を達成するための必要最低限の構成要素」に対して、単に装飾を追加するだけのことも少なくないため、まずは対象の構成要素を押さえる力と、書類を見せる相手が本来の業務に加えて無駄や遊び心を許容できる人かどうかを見分ける力も関わってきます。
また、仕事がつまらないのは、大体において次の二点に絞られるでしょう。
・やらされ感
指示されたことだけをやるという状況。
それをやりたいかどうかや、こうした方が良いという意見は関係ない。
・コントロール不全感
自分でコントロールできないということ。
最もストレスに繋がりやすい。
仕事が忙しくても自分の力でコントロールできていればストレスはそれほどかからないことが多いです。
例えばフレックスタイム制であるとか、ノルマがあっても達成までのやり方は任せてくれるとか、自分ができる範囲で自由に提案できたり計画を決められることなども、仕事をつまらないと感じるかどうかの要素として挙げられるでしょう。
何にしても、自分で考えて発案したり、自分でアイデアを盛り込んだり、自分で何か工夫するという、「積極的に自発性を挟み込んでいく姿勢」が仕事では大切です。
同じ仕事をするにしても、自発的なアウトプットに切り替えていくことで少しづつ楽しみが増えていくことでしょう。
それもまた、仕事の楽しさの一つなのです。